脱サラ行政書士のプロフィール


 さて、いきなりですが貴方は行政書士と言って
どういう仕事をしていると思われたでしょう?

弁護、司法といった文言があれば
何となく法律に関係する 仕事と言うイメージは湧くと思いますが、
さて「行政」となりますと…

 

私の下手な解説よりは、法律の定めを引用しましょう。

 

【1:行政書士の仕事とは?】

「行政書士法第一条の2」にこうあります。

行政書士は、
「他人の依頼を受け」
「報酬を得て」
「官公署に提出する書類」
又は
「その他権利義務又は事実証明に関する書類」
を作成する事を、生業とします。

さらに、 行政所書士が作成することが出来る 官公署に提出する書類の
提出手続きの代理をする事。

行政所書士が作成することが出来る 契約その他に関する書類を、
代理人として作成する事。

もう一つ、 行政書士が作成することが出来る 書類の作成について、
相談に応ずる事。 等が出来ます。

 

 具体的に、身近な例を挙げますと
車庫証明の提出と取得の代行、
飲食店の開業申請、
免許の更新手続代行、
内容証明の相談や作成。

他にも会社設立や建設業の開業申請、
入管に関する資料作成、提出代行など等、
非常に多岐にわたっています(一説には1万件の業務があるとも)

その中で、私が専門に扱い始めたのは、
遺言、相続を始めとする「終活」の実務です。

 最近は、墓仕舞い(改葬)に関する業務等も
増加していますし、実務以外にも
成年後見制度、死後事務委任契約、
マイナンバー制度と言った
最近話題の「終活」関連についての
一般向け少人数セミナーも始めました。

総合的に、「終活関連」の 実務の代行から
情報提供を主体とするようになりました。

 

では、なぜ29年間サラリーマンだった私が
この世界に入ることになったのか?
プロフィール紹介を兼ねて、 次にまとめてみました。

 

 【2:プロフィール】

 私は新卒で就職し、
電機メーカーに 29年間勤め、
そのうちの27年間は営業部門で
何度も転勤を繰り返して営業経験を積んできました。

元々銀行員の息子の宿命で
幼稚園から転校(転園?)を 繰り返していたので
(幼稚園から中学までで8回!)
営業に付き物の転勤にも全く抵抗なく、
進んで人との接点を求めるような 「習性」を
自然と体得していました。

ですからどちらかと言うと
デスクワークよりは 外に出て
人との繋がりを持てる仕事に関心がありました。

 

 1980年代当時、
急成長していたカーオーディオや
後のカーナビなどを扱う部署にいたので、
当初は 黙っていても実績が出来てしまう!
といったいい時代も 多少は経験しましたが、
その後は競合との戦いや 新規開拓など新たな販路の確保や、
得意先の営業指導や 販促提案等に
日々悪戦苦闘するようになりました。

時代の波と、先輩、仲間に恵まれたおかげで
1996年には新設の営業所初代所長に、
翌97年には本部販売部門の課長に進み、
より大きな 目標遂行を任せられました。

その後、当時最大手の販売代理店の全国規模の再編に伴い
今まで前例のない資本関係のない会社へ2年間出向し
会計基準の統一や販売政策の徹底、商品知識の高水準での 平均化等、
会社作りの一翼を担う仕事を任せられました。
この様に営業職の流れの中では
ほぼ一般的な昇進の道を 歩み続けてきました。
(多少、自慢です)

 

 そのような中で、2000年代に入り、
トレンドの変化、競合の激化など等、
様々な要因から会社の業績は急速に悪化し、
早期退職勧奨を始めたのです。

当時はそれでも
カーエレ部門はまだ黒字で
退職勧奨の対象部門から外されていましたが、
ついに2009年に全社対象の退職勧奨が始まりました。

 

それが、何と言っても大きな転換点でした。

「もう、宮仕えは充分やってきた。
これを機に、次のステージは全く違う仕事に就いてみたい。」
と思ったのです。

そう、その時の決断の基になったのが、
27歳の時に取得した行政書士の資格でした。

そうなんです、
早期退職してから猛勉強したのでは無く、
ほぼ30年近く前の「遺産を掘り起こしての起業」 だったのです。

 

【3: 起業・独立を決意させたもの】

 まず、なぜ脂の乗ってきた20代後半で、
業績絶好調の営業生活を送っている中で
貴重な休日や1日の中の合間を縫って
資格取得を目指そうと思ったのか?

今でもそうですが、
私の性格で 大成功している中、
熱狂の渦の中でも 醒めた目で
その環境を見つめている自分がいました。

「明日も今日の様にうまく行く保証はあるのか?」
「なぜあんな企画でトップを獲れたのか」
「今、代理店や販売店が協力的なのは自分の力ではない、
たまたま商品力が抜きんでていたからでは?」

どうも若い頃からシニカルな一面を持ち合わせていたようで、
正直、今でも不意に顔を出す事があります。

 

 そして、自分の履歴書を書こうとイメージした時に
賞罰、資格、特技欄に記入できるのが唯一、運転免許だけ!
(会社の研修で簿記3級は取得させてもらってましたが)
これは、会社の看板を外されたら
何も世間に向けて アピール出来るものがないという意味です。

普通なら、より一層会社に忠勤を励み、
業務に邁進しよう! と考えるのが当たり前でしょう。

ですが、私が出した結論は「営業以外の強み」
身に付けることにしようでした。

 

 当然ですが当時はインターネットの影すらない時代です。
数多ある通信教育の教材をななめ読みして
目に留まったのが 行政書士でした。

社会生活を送る限り行政と無縁な生活はあり得ませんし、
扱える業務が豊富だったという事も何となく潰しが利く のではと
非常に我田引水的判断で決めました。

 

 自画自賛を許してもらえるのであれば、
やるべき物事を、一度決めた後の集中力には
自信がありました。

学生時代には、試験前日の一夜漬けで
試験範囲全てを暗記して 満点をとってもいました。

尤も年に1,2回しかその気にはならないのですが…

 

 決めてからは平日の早朝、
帰宅後は最低1時間の学習時間を作り
出張時には部屋で弁当をつつきながら学習、
土日には不意の訪問者にペースを狂わされない様
近郊の図書館での「避難学習」に励み、
通常は12ヵ月コースの教材を5ヶ月でクリアして、
6か月目に受験に臨みました。

幸いにして、1発目での合格でボロが出ずに済みました。

多分、あのように集中した生活を
また1年間持続出来るかと考えると、
気力体力充実の20代であっても、
続ける事は難しかったと思います。
あの時不合格だったら…
そのまま断念していたと思います。

 

 結局、「やれば出来るという自己満足」と
「仕事の選択肢を増やす」事、
イコール「資格を取る事だけが目的」でしたので、
その後は会社を辞める訳も無く、仕事を続けてます。

定年後、
今の会社人生を離れた後の事を考え始めたのは、
やはり40代半ば頃からでしょうか?

 

 この頃から会社の業績にも陰りが見え始め、
私の所属していた部署はまだまだ勢いを残していましたが
全体的には以前のような業績を残せなくなっていました。

そのような環境下で、
「そろそろ行政書士として、 真剣に独立開業を検討しよう。」
と考えたのです。

とはいえ、まだ多くの選択肢の中の一つの扱いです。
「奇跡的に業績回復が、ないとは言えない」
といった楽観、あるいは現実逃避の考えや
「在職中に人材バンクに登録してオファーを待つ?」
といった自己過信の、これまた楽観論もあったのです。

 そんな中途半端な考えのまま50代を迎え、
このまま宮仕えの途を進むのが適当なのか について、
自問自答を始めたのです。

ちょうどそのころに母を亡くし、
そういった年齢の段階に突入したという事を
改めて痛感して、今後の人生の課題について 考え始めました。

高齢になった親世代を持つ50代。
私は独身ですが、まだおカネのかかる子供を持つ50代。
そして自分達自身も定年を肌で感じる歳になっている50代。
定年まで勤め上げた後、どうやって新たな職に就くのか?

 

その際の給与水準は、どの程度期待出来るのか?
そもそも希望する職に就けるのか?
無職無収入で、どうやって親子で暮らせるのか?

 

まだ若い(主観的です)50代半ばでなら、
多少の無茶は出来る。
1,2年辛抱するだけの蓄えはある。
幸か不幸か、独り身で身軽である。
定年まで業績不振の会社にしがみついて、
年々給与カットや賞与カットを強いられて
60才まで安定の生活を得たとして、
その後どういう人生を考えればいいのか…

却って、定年まで残ったら、
今のような決断も出来ない消極的思考に
支配されているのでは?
その事を危惧し始めたのです。

 

戦国時代に例えれば、
落城寸前の城に籠城するよりは
まだ余力、余裕のあるうちに
打って出る「出戦」を 是としたのです。

 

【4:脱サラ行政書士の想い】

 以上のような経緯から開業した私ですが、
冒頭の述べたように、30年死蔵した資格を
開業したとたんに鮮度抜群の資格に戻せるわけも無く、
急速解凍した結果、かなりの部分が
「時代遅れの代物」 に成り下がっており、
現在の法体系や施策との乖離に 苦労しました。

その結果、
開業後1年半は事実上「開店休業」とし、
今扱える業務の中で、自分に向いている、
または 関心のある分野の選択に時間を費やしたのです。

先に書いた1,2年の蓄え(実際は3年分でしたが)
あっての余裕をかませたのです。

 

 これは大いなる反省点でした。
在職中に、真剣に、具体的に
開業前後の行動を検討していれば、
開店休業で事務所経費の垂れ流しや
時間の浪費はしなくて済んだのですから。

さらには、

「今から世間一般の事務所として開業しても
ベテランの事務所に太刀打ちできるはずがない、
まして、もう50代半ばのいいおっさんが 新人です。
おいそれと信用してくれるだろうか?」

今さら何をと言う繰り言ですが、
全く現状認識が不十分なままでの開業でした。

せめて40代半ばなら、
まだなり立ての新人でも 通用するのではと、
1年前は迅速な決断と思った 50代での開業も、
10年遅かったのではと 迷いを生じたのも事実です。

 

 ですが、仮に40代で開業していても、
その時は30代でするべきだったと後悔したのではと
いつの間にかネガティブ思考になっていた自分に 気付きました。

遅いスタートは認めつつも
差別化するにはまだ手遅れじゃない、
考えを切り替えました。

 

 さて、このブログページの先頭に
通常の行政書士の業務について書いています。

29年間のサラリーマン人生という経歴を活かして、
この業務に結び付けられないだろうか?

同世代の50代ならば、
サラリーマンならば
程からず今の仕事とは訣別することになります。

今の40代にとって、
20年後の勤め先の将来に不安を持っている方は、
決して少なくはないでしょう。

そして、70代、80代を迎える親世代の問題、
学生、もしくはまだ自立できない社会人3年生以下の子供達、
または、ニート、浪人中の子供もいるでしょう。

万全と考えていた老後の生活プランを脅かす
親の介護や入院・入所の発生、
子供への長すぎる生活費の援助、
何よりも深刻な自分たちの第二の仕事探し。

 

実に50代の自分を中心に、
親・自分・
子供 トリプルスリー題が生じているのです。


 

 いえ、自分たちの第二の人生の課題解決には
もはや40代から手を付けていかないと
満足のいく結果を得る事はかなり難しいでしょう。

 再就職、転職、そして独立・開業
いやでも向き合わなくてはいけない課題ですね。

その中で私は、独立・開業を選びました。

再就職や転職も自分なりに検討を重ねました。
その末の結論が、個人事務所の開業でした。

この体験は、十分差別化に値するのでは?
自らの経験に基づいての話なら、
いくばくかの説得力もあるのでは?

 

そこで、このブログを立ち上げました。

 

 50代と言っても、
今や少子高齢化社会の中では
まだまだ労働力の中核を担える立場です。

悠々自適な暮らしなどは先の先の話です!

 

 この拙いブログによって
一人でも置かれている現状に 問題意識を持ち、
新しい人生設計に着手してくれたら
ブログを立ち上げる意義はあるのではと考えました。

何故、在職中に疑問を持ったのか?
どういう兆候から読み取ったのか?
自分にとっての仕事の意味は?

こういった最初の問題から始まり、

 

自分にとって

やりたい仕事は何か?
今、出来る仕事は何か?
得意な仕事は何か?
好きな仕事は何か?

この4つの視点から見て
満足のいく仕事を選べるようなアドバイスや、
支援を行う事が私には出来ると思いました。

 

 その流れの末に、
会社を起業する際の 設立申請業務のサポートや、
後顧の憂いを減らす為の相続や遺言の問題解決、
普段あまり意識していなかった生活に係る諸問題への
アドバイスや解決の手立ての開示などで、
本来の行政書士としての業務とも関連付けが出来たのです。

現在は本来業務をテーマとした
少人数限定のセミナー開催を 定期的に開催したり、
起業や転職相談に対しての個別セミナーや
月次のセミナーコースの実施等、
本業以外での業務も 並行して遂行している毎日です。

 

 おかげ様で
当初から顧客層はシニア男性と
決めつけた内容に終始してきたのですが、
最近は子育てが終わり自分の時間が持てるようになった
シニア主婦層からの起業相談も相次いでいます。

「誰に、何処に相談したらいいか今まで分からなかった。」
男女を問わず、多くの方が口にする言葉でした。
どうやら、私の想いはあながち見当はずれ、
独りよがりではなかったようです。

 

どうぞ、今おひとりで悩み、考えている貴方。

同じ課題を持ち、同じ時代を歩んできた私が、
微力ではありますが全力で応援させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 寺田淳行政書士事務所

 代表   寺田  淳

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脱サラ行政書士のプロフィール への4件のコメント

  1. 夢追人 より:

    45歳工場現場勤務のサラリーマンです。
    自身、交通事故に遭い、『交通事故は人生を変えてしまう』ことを痛感。
    少しでも被害者の力になりたく、行政書士を目指し、20年ぶりに勉強しています。
    周囲からは冷めた目で見られてますが、せっかく見つけた『やりたいこと』、そう簡単に諦められません。50歳で第2の人生を送れるよう参考書と格闘中です。

    • 寺田淳 より:

      夢追人 様

      メッセージ、ありがとうございます。

      やりたい業務が既に見定めているのであれば、途中でブレることも少ないでしょうから
      時間管理だけに気を使って、願望実現に向けて努力して下さい。

  2. 熱く生きていきたい人です。 より:

    自分は体を動かして働いてきた口ですが、体を壊し復帰が無理になり退職致しました。雇われて安い給料も嫌になっていたのもあり、32歳になりますが行政書士と社労士のダブルライセンス取得を目指し後には開業をしたいと思っています。
    行政書士としての第2の人生頑張ってください。陰ながら応援しています。

    • 寺田淳 より:

       応援、ありがとうございます。
      若いうちに新たな目標に向かって努力を始めることは何より大切なことです。
      私のように遅くになっての開業より成功の可能性は高いのですから
      粘り強く目標に向かって歩みを進めて下さい!
      これからも宜しくお願いします。

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