このところ季節らしい寒さが続きますね。
体調管理には十分気を付けて下さい。 私は少々風邪気味です・・・
お元気ですか!
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽の
寺田 淳です。
さて、今日は価値の提供の中で無料と有料の境界線が
曖昧な(と取られがちな)情報提供というサービスについて
紹介していきたいと思います。
私の業務は、当然ながら物販でも小売りでもありません。
「売らせてもらい」「買っていただく」ものは
形のない情報の提供です。
開業当初、2年目くらいまでは、特に友人知人に
「そのくらいタダで教えてよ。」
「友達だろう? 水臭いこと言うなよ。」
「この案件について、全て教えてくれない?」
といったアプローチをされてきました。
また友人でなくとも、
「こんな相談でも有料なんですか?」
と口にする初訪問の相談者の方もいました。
最近は殆ど見かけなくなりましたが、
各種のサービスや情報といった形のないものに
価値を見出し、 対価を支払うことに抵抗を覚える方は
少なくありません。
ここでひとつ、貴方に問いかけをしてみます。
今度、貴方とある友人とでご飯を食べることになりました。
そこで、自他ともに認めるグルメの友人に
どこかいい店を教えてよと尋ねたところ。
1: 店名と場所だけの情報を、10店、タダで教える。
2:上記にプラス和洋中のジャンルを加えて、候補を7店をタダで教える。
3:さらに上記に平均価格帯を加えて、候補を5店、タダで教える。
4:上記に自分の評価、 友人と会う日時、2人の嗜好を考慮して3店を推薦する。
但しこの場合は、有料で教える。 と言われました。
貴方なら、どの回答を選びますか?
多くの場合は、4:をタダで教えてくれないかとなりました。
ですが、当初の質問は「どこかいい店」というだけです。
誰にとっていい店なのか?
いい店の前提は何なのか? ~雰囲気、味、話題性、価格、etc・・・
どういう友人と会うのか? ~男性?女性?先輩?後輩?同僚?恋人?
これらの条件が提示されなければ、
いい店の基準は相談された側の視点でしか答えられません。
どういう間柄の関係の男性(女性)と
こういった理由で食事をする。
場所は、お互いの都合から〇〇駅近くで。
友人あるいは自分の都合で、来週中でないと時間が取れない。
お互い好きな料理(苦手な食材)はこれとこれ。
和洋中のジャンルでは優先順位はこれこれで。
友人だから割り勘で済ませる。
後輩(女性)なので 奢ってやる。
予算の上限はおひとり様5,000円までで。
カード決済が可能かどうか?
定休日、営業時間帯は?
予約は可、不可?
条件は、 味が最優先、価格が最優先、立地が最優先・・・
たかが友人との会食だけでも、
最低限これだけの情報を入手しなくては
満足のいく結果にはならないはずです。
そうなりますと、自信を持ってアドバイス出来る
範疇は「自分が経験した中から」の選択になります。
相談者と自分の嗜好の差なども分かっているはずですから
ベストとは言えなくとも、より要望に近い店をアドバイス出来ますし
相談者も時間と手間を省いてミッションが終了するのです。
正直な話、自分で店を選択し、事前に訪問すれば
欲しい情報は簡単に、より正確に入手出来るのです。
なぜ、それをしない?
時間が無い? ~選択する時間? 事前に訪問する時間?
おカネが無い? ~2度も行けない!?
味覚に自信が無い? ~他力本願しかない!?
自分では解決困難な状況を解消してくれる情報の提供は
「価値のあるサービス」です。
価値があれば、そこには価格がついてくるのも、
また当然なのです。
いささか突飛な切り口で説明しましたが、
私の扱う本来業務の場合にも同じ事が言えるのです。
相続問題の相談で例を挙げますと
相続の発生からの手続きの流れの相談などで、
一通り口頭で説明を聴いた後に
「今の内容を紙に書いて頂けませんか?」
「委任状のひな型を持って来たので、見本を書いて下さい。」
「今の資料は頂けませんか?」
というリクエストをされることがあります。
~そうなりますと、今までの相談自体が有料相談になりますが?
「えっ? 初回は無料では!?」となります。
私は初回面談やメールや電話での問い合わせ場合等
全ての場合において、初回無料相談の場合でも、
形に残る情報の提供は「有料サービス」と言う事を伝えています。
その場で急に態度豹変?で言っている訳では無いのですが、
それでも冒頭に挙げたような反応が返ってくるのです。
無論、相談者自身がメモを取り、記録する事は
何ら問題はありません。
相談に応じることと、
有益な情報を提供することとは
全く異なるサービスである事を
良く理解して頂きたいものです。
また、相談内容を事前に整理しておく事も
大切な事です。
話を進めるうちにどんどん枝葉末節の話に
迷い込み、もともと何を最優先で相談したかったかが
判らなくなる相談者の方も2,3見受けられました。
また、季節柄今の時期は少ないのですが、
起業相談や転職のアドバイス等で来訪される
相談者の中にも、上記の様に何を相談したいかが
自身で絞りきれないままと言う方がいました。
_単なる愚痴を言いに来たのかな?_
そんなレベルでの相談は
何の解決にもなりませんし、
アドバイスの仕様もありません。
せっかくの貴重な時間の大半が、堂々巡りや
本人の情報不足で相談内容に焦点が絞れず、
当たり障りのない回答しか出来ないケースは
こちらとしても歯がゆい思いで一杯になります。
貴重な時間の有効活用と
有益な情報の入手の為には、
正確な現状の把握と要望の抽出、
その為の対価の発生についてご理解を頂きたく、
この場を借りて、お願い致します。
もっと詳しく知りたいという方は
お気軽に 以下のフォームからお願い致します。
http://hitori-happy.com/blog/contact
また、 電話等での お問い合わせも
受け付けております。
TEL)03-5157-5027
FAX)03-5157-5012
電話は平日の10:00~18:00
FAXは24時間対応となっています。
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投稿者プロフィール

- (行政書士)
-
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。
主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
■フェイスブックページ「50歳からの人生設計相談室」
■ブログ「新・先憂後楽」
■コラム「マイベストプロ東京」
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