お元気ですか!

50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

 

前々回に続いて、起業・独立のポイント
についての後半です。

 

③開業時の資金の問題

 起業・独立の場合ある意味最大の関門です。
これまでの蓄えを使い、自己資金だけでスタートし、
当面の運転資金にも不安が無ければ言う事なしですが、
実際はなかなかそうもいかないようですね。

特に飲食・物販業の場合は初期投資がネック
になるケースが少なくありません。
ですが、特に自己資金が十分になければ起業できない
と言うものでもありません。

足りない分は、借りればいいのです。

その代り、詳細な事業計画、売上げ予測等の資料を
用意しておく事は言うまでもありません。

この点は、クリアしているという前提で、
以下に簡単に主な支援制度について紹介します。

 

補助金として)

中小企業庁の「創業補助金」
限度額200万円。
2012年実績ですが、競争率は1,5倍で
低い水準となっていました。

 

 中小企業庁のHPで過去の採択事例一覧が
掲載されていますので、どういう起業だと
採択されているかが分かるので、事前の
参考や、判断材料にも活用出来ると思います。

 

 中小企業基盤整備機構の
「地域中小企業応援ファンド」
限度額800万円、競争率は約2倍となっています。

東京都の場合ですが、
「地域資源の活用」「都市課題の解決」
に係る事業である事が条件となり、
これに該当する事業内容であれば、
サービス業も、一般社団法人も、NPOでも
適用OKとなっています。
また、創業前であっても支援可能となっています。

 

 民間では「J-Net21」にある「資金調達ナビ」
のサイトから検索が出来ます。

これによれば、目的、都道府県別の検索が可能
地元で適用される各種制度がすぐに分かります。

 

 また、新たな創業支援策として
東京都で女性・若者・シニア起業を支援する融資制度
がこの6月から始まりました。

これは都内の信用金庫や信用組合を通じて
1件につき最大で1,000万円を「無担保・低金利」で
貸し付けるというものです。

女性・若者は39才以下を、
シニアは55才以上を対象としています。

主にその地域の問題解決に繋がるようなビジネスが
支援対象となっており、高齢者の見守りサービスや
子育て支援等が主な想定例となっています。

 

 更に創業後のビジネスの安定の為に、事業計画作成の
サポート等を行う「地域創業アドバイザー」を設置、
NPO法人や民間企業をこれに充てています。

 

参考までにリンクを貼っておきます。
女性・若者・シニア創業サポート事業

 

 

その他~金融機関からの支援)

〇日本政策金融公庫

「女性・若者・シニア起業家資金」
限度額7,200万円、利率は0,55~3,85%。

「新創業融資制度」
無担保・無保証で上限1,500万円まで融資。

〇信用保証協会

「創業資金」
限度額2,500万円、利率は1,9~2,7%。
但し、金融機関、自治体、信用保証協会
3者の審査をパスする必要があります。

※なお、以上の内容は調査時のものですので、
 最新の情報については、直接当該窓口へ
 確認されるようお願い致します。

④いつ具体的計画の準備に入るのか?

 無論早ければ早いだけ、若い時期からがいい事
は言うまでもありません。

早いスタートが出来れば、修正に迫られた場合でも
時間的な余裕が持てます。

60才、65才からの準備スタートでも可能は可能ですが
時間的な余裕の面からはかなり厳しいものがあります。

 

 2012年の「中小企業白書」に「起業家」の年齢構成を
調べたものがありました。

これによりますと、
60~64才の起業家は約2,7万人、断トツのトップでした。

次は35~39才の世代と、65才以上の世代で約2,3万人弱。
最も少なかったのは45~49才の世代で1万人ちょっとでした。

仕事人として、会社人として脂の乗り切った40代後半世代に
少ないのは何となく同じ会社人であった経験からも共感できる
結果と、私には見えました。

 

ですが、間違えないで下さい。

 

このデータは、
60才から起業ではありません。

 

60才で起業した。
という事なのです。

 

60才で起業するに、60才から準備したのでは
到底間に合う訳もありませんね。

 

 もうひとつデータを紹介します。
日本政策金融公庫の2012年度の「新規開業実態調査」では
55才以上の起業家の過半数は持ち家&ローン完済でした。

34才以下の起業家は、逆に過半数が賃貸派です。

35~54才の中堅世代では約半数はローン返済を抱えたままの
起業となっていました。

 

 起業の場合、特にそれがシニア世代ですと
収入面の不安定さはかなり顕著なものになるでしょう。

その時に安くはない毎月のローン返済や
定期的に発生する賃貸の家賃の存在は起業の前に
大きく立ちはだかる壁となるのです。

このような支出との兼ね合いも起業をスタートさせる
タイミングの重要な課題となります。

準備万端整えて60才で起業、であるならば
定年後の稼働でも遅いスタートとは思いません。

ですが、はっきり私はこれをやりたい!という
目的意識が希薄、または決めきらないうちに
60才定年を迎える事になり、慌てて準備を始める
ケースはそう珍しい事ではありません。

見切り発車、楽観的計画のままスタートさせて
うまく軌道に乗ったかどうかは別の話ですが…

 

もし貴方が60才(または65才)定年退職してから起業
という考えであるならば、

 

最低でも50才から準備は始めるべきです。

 

 開業半年前後で、こんなはずではと
私の事務所に相談される方は現在のところ
ほぼ100%、事前準備期間が決定的に
不十分なままの開業でした。

 

 

⑤~ONとOFFについて

 40才以降で独立や転職の準備を始める場合に
業務時間や業務自体に影響が及ぶような事は
当然ですが、厳禁です。

勉強の為に残業を拒否したり、
仕事上のアポを勝手に自分の都合に合わせて
変更させるなど以ての外です。

本来の業務時間内、onの時間帯は業務に専念する。
当たり前の事ですね。

ですから、独立や転職の為の準備には当然ながら
offである土日や終業後の時間を使う事になります。

この時間をどれだけ有効に活用していくか?

仮に何らかの資格を取得するのであれば、
平日2時間、土日休日は最低8時間、
1週間で最低でも30時間学習は当たり前です。

自宅ではどうしても誘惑が多く、気が散る。
ならば図書館などの公共施設に「自主隔離」して
勉強に集中するのです。

私の様な中途半端な動機から始めても
これだけはやり通せましたから、今50代で
真剣にこれからの人生を考えている貴方なら
必ずやれます。

 

 仮に自分で商売を始めたい、飲食や物販で
独立を考えるのであれば、目標となる店を
見出す事から始めて下さい。

自分のイメージするような店を
見つける事が出来たなら、
今度はそこの常連になるつもりで
通い詰めて、立地、客層、時間帯毎の集客状況、
メニュー構成、近隣の競合店の有無等を徹底的に
チェックしていきましょう。

そこから

・なぜこの店が流行っているのか? 味か、価格か、着眼点か?

・自分でも出来る事は何があるか?

・自分ならどうしていきたいか?

最低でもこの3項目程度は確固たる裏打ちにある答えを
出せるよう自問自答を繰り返して下さい。

訪問を繰り返し、観察をすればするほど
答えは、ひとつではなくなるでしょう。
調べる項目も上記以上に多種多様になるでしょう。

1,2回の訪問やリサーチで即断していては
後々手痛いしっぺ返しは必至です。

 

⑥~今の会社を離れるという事

 最後になりますが、
独立にせよ転職にせよ
会社を離れるという事は、
人間関係を再構築するいう事になります。
会社以外の、例えば昔の学友や幼馴染との
交流再開もし易くなるでしょうし、同世代の
集まりならば同じ様な悩みを持つ場合も多く、
共通の話題も事欠かかないはずです。

ただ、これだけの繋がりでは閉鎖的な集団と
化す恐れがあります。昔話や愚痴の言い合いでは
世間から隔絶されますし、下手をすると仲良く
呆けてしまいます!

同世代で集まるならば、出来るだけ異なる職種や
業種に就いていた人たちと繋がりを持ちましょう。

欲を言えば異世代、特に若い世代との交流機会を
積極的に持つべきです。

 

異なる環境で育って来たもの。
価値観の異なるもの。

これらを知る事で、新鮮な刺激を得ることになり
新たな発見に繋がる可能性を高めてくれるのです。

出会いは地元のボランティアや,NPO等の場で
可能ですし、以前の会社の後輩世代でもいいのです。

 

 更にもう一歩進めて、時間の余裕があるのなら
習い事を始めるのもいい考えです。

書道、釣り等でもいいですし、パソコン教室や
ネット型対戦ゲームでも、始めさえすれば
これまでにない新たな出会いや発見があると
思います。

実際、こういった活動を通じて知り合った人脈から
思いがけない仕事との出会いが起きている事も少なくないのです。

 

 何気なく口にした自分の経歴や資格が
たまたま知り合いになったばかりの仲間の
会社で求めるものだったり、
そういう経歴の人材を探してる知人がいた等、
思いもよらない形で仕事に巡り合った事例があるのです。

あるサークルで知り合った方が地域の公共機関で
人材斡旋の仕事をしており、自分の後任を探している
最中で、自分が現在転職を考えていると話したところ
是非私の後任にと推挙され、とんとん拍子に転職に 至った
という事例、私自身が直接当の本人から聞き出しました。

 

 会社内、会社時代の人脈だけに固執せずに
新たな人間関係の再構築を積極的に取り組む事。

その為には、趣味と実益を兼ねて
大いに外に出歩く事。

こういう姿勢も起業・独立を成功に近づける
隠れたポイントであると、私は考えます。

 

 

 

この件について
もっと詳しく知りたいという方は
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