お元気ですか?
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

 

 先週は再就職や起業の場合の自分の強み発見や
各種の公的な再就職・起業支援サービスについて
紹介してきました。

今週は冒頭から、その対極にある現実を
紹介したいと思います。

 

総務省の労働力調査によりますと
2011年に確認出来た「35~44才のフリーター」は
男女合計で約50万人に達したそうです。

この世代は就職氷河期と言われた
1993年以降に高校大学を卒業し、
就職をしないままアルバイト等で
過ごしてきた世代なのです。

このような調査は2002年から始まったのですが
この年には約25万人だった中高年のフリーターが
たったの 9年後にはほぼ倍増となったのです。

35~44才の世代に占める
フリーターの割合は2011年では
2,8%を占めていたそうです。

 

元々のフリーターの定義は

・15~34才が対象で
・男性は卒業者、女性は卒業で未婚者で
・パート・アルバイトで雇用されていて
・非労働人口で家事も通学もしていない人のうち
・就業内定をしておらず
・希望する仕事の形式がパート・アルバイトの
いずれかに該当する。

とされていました。

 

 この世代は2003年の217万人をピークに
2011年には176万人にまで減少してます。
とはいえ、毎年新たにフリーターとして生活する層は
発生しているのも事実なのです。

そして、事態に変化が無ければ
そのまま中高年フリーターへと進んでいくのです。

採用する企業側は
この中高年フリーターをどう捉えているのでしょうか?

残念ながら厳しい見方であることは否めません。

 

 雇用対策法の改正で
2007年10月以降は年齢制限は禁止となってはいるものの
実態は35歳以上の採用はほとんどないというのが実態です。

理由としては
どうしても年齢に応じた給与の配慮が働き、
人件費の増加に繋がる点。

年下の上司がいる部署の場合の人間関係への気遣い。
IT化の進んだ企業では求めるスキルとのギャップも無視できない点。

非正規雇用のまま歳を重ねた結果は
想像以上に厳しい現実となって跳ね返ってきています。

 

 若手の非正規労働者の場合、
家計を維持するのはまだ現役の親世代で
「かじれる脛」がある訳です。

だが中高年の場合は
自分が一家の生計を支えなくてはいけないのです。

置かれた生活の厳しさに差がある事は一目瞭然です。

 

中高年フリーターの場合、
健康面にも影響は出てきます。

過去にお金がなくて
医者に行けなかったという事例を
約16%が経験しているという結果も出ています。

また中高年フリーターの場合、
全員とは言わないまでも
次第に人との関わりを避けるようになるようです。

 

学生時代の仲間、
元の会社の同僚など会うと
余計に今の自分の境遇が惨めになるのでしょう。

友人からの「がんばれ」とか
「お前なら出来る」という言葉が
非常につらいという話を聞きます。

孤独感というよりは疎外感を痛感するそうです。

 

 ところで、貴方には現状の悩みを相談したり
助けを求めることが出来る人は周囲にいますか?

一般的には
家族・親族、近隣の知人、
仕事関係の人、学校時代の旧友、
趣味や社会活動を通じての知り合い、等でしょうか。

 

中高年のフリーターには
これらのほとんどが「いない」か「1~2人」
だそうです。

孤立化がここでも見受けられます。

 

求人内容についても
「部下やスタッフの管理」
「会社の事業計画」
「専門知識やスキルを要するもの」
「部下や後輩の指導」
といった業務はほぼ皆無でした。

 

 上記の調査報告の内容については
しっかり記憶して下さい。

 趣味を優先したいために、
あえてフリーターの途を選んだなど等
一時期は新しい生き方としてのフリーター
と、話題になり「かっこいいい働き方」
とも言われてましたが、その時期は僅かなものでした。

もちろん、中にはやむを得ずこの世界に
入ってしまったケースも多々ある事は知っています。

ですが、好むと好まざるとに係わらず
一度フリーター生活に入ると
抜け出す事は容易ではありません。

 

後先を考えずに今の仕事を離れ
暫くはフリーターでもして機会を待つ
等と言う考えが少しでもあるのでしたら
今を境に忘れて下さい。

「先楽後憂」の人生は間違っても
選択しないで下さい。

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