街には新社会人らしきスーツ姿が
かなり目につくようになってきました。

そろそろ研修も終わり、先輩についての実習なのでしょうか?
私も今を去る事数十年前には同じように見られていたと思うと
いささか、気恥ずかしい思いがしますね。

 

 お元気ですか!
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

 

さて今回から、「転職」につぃて紹介していきますが、
まず第1回目の今日は、最近の転職事情を紹介して
そこから見えてくる現状を解説したいと思います。

 

 丁度この記事をまとめていた時に、出鼻を挫くような
記事が出てきました、ご覧になった方も多いのでは?

少し前になりますが、2012年度の1年間でハローワークに
寄せられた苦情件数が7,783件に達したそうです。

苦情の上位を占めたのは
1)求人票に比べて実際の給与が低い。
2)仕事の内容が求人票と関係ないものだった。
3)正社員募集だったのに、非正規雇用だった。
4)採用直前に求人票に載っていない勤務地を言われた。
5)始業時間より早い時間の出社を強いられた。
6)求人票に反して社会保険や雇用保険に未加入だった。

等でした。

苦情を申し立てたのが7,800件近くと言う事は
泣き寝入りやその条件で働き続けている数は
どれだけ隠れているのでしょう?

現実はなお、厳しい環境にある事を
改めて思い知らされました。

 

 

 今回は、実際の転職事情をデータから
観ていきたいと思います。

厚労省のまとめた「平成25年上半期雇用動向調査結果の概要」
の中に産業別・職業別・年齢別の入職/離職率の実態が
紹介されています。
この中から転職に関するデータを見ていきます。

 平成25年上期雇用動向調査結果の結果

 

「転職者の数と内訳」

昨年の1~6月における
入職者数は431万人、
離職者数は408万人で、
常用労働者数は23万人の増加となりました。

この入職者のうち「転職による入職者」
258万人でした。これは前年同期に比べて
+31万人となっています。

転職による入職者の内訳は
一般労働者が154万人、
パートタイムが104万人となっています。

 

「年齢構成と傾向」

次に、年齢別の傾向を見てみましょう

転職入職が最もい多かったのは
男性で20~24歳。女性で25~29歳。
これ以降年齢層が上がるにつれて
減少傾向となっていますが、
男性は50~54歳と、60~64歳の時点
女性は60~64歳の時点で上昇に転じています。

男性の場合、55歳以上になると転職の決断は
躊躇するのでしょうか?
60歳以上が高まるのは
定年という外部要因が大きな原因でしょう。

 

「就業形態の変化」

転職による就業形態の変化を見ると
一般労働者から一般労働者の場合が51,6%
パートタイムから一般労働者の場合が9,6%
一般労働者からパートタイムの場合は10,6%
パートタイムからパートタイムの場合が25,9%
となっています。
(この統計には自営業からの転職は含まれないので
合計が100%にはなりません。)

前年との比較では
一般から一般は前年比で-4,8ポイント
パートから一般は+0,6ポイント
一般からパートは+1,8ポイント
パートからパートは+2,9ポイントでした。

男性の場合はパートから一般も
-0,5ポイントでした・・・

まだまだ厳しい環境であると言えます。

 

「転職理由」

転職者が前職を辞めた理由としては
男女共に「その他の理由」が突出してます。
特に男性の場合は55~59歳では52,7%と飛び抜けて高く
40歳以上では36~42%の高率となっていました。

これこそ知りたい理由なのですが、
そこまでの調査はされていないようです。
一部には出向を命じられた為というのがあり、
ネガティブな理由が含まれている事は確かです。

男性の実質のトップは
「定年・契約期間満了」で19%弱、
「労働条件が悪い」が10,3%でした。

女性の場合は
「労働条件が悪い」が14,5%
「定年・契約期間満了」が14,0%でした。

「労働条件が悪い」を挙げた年齢を見ると
男性は29歳以下が54,5%、女性が38,7%でした。
若い世代ほど、やり直しが効くし選択肢が多いのでしょうね。

 

「賃金変動」

では、最大の関心事でもある
賃金の動向はどうだったでしょうか?

前職に比べ、
「増加した」は、33,0%
「減少した」も、33,0%
「変化なし」が、32,6%でした。

思ったほど、条件悪化が多くなかったなと
個人的には思います。

増加した中で10%以上増加したが23,1%
減少した中で10%以上減少したが25,4%でした。
前年と比べると、増加は+1,2ポイント
減少も+2,4ポイントでした。
変動の幅は広がってきています。

50代男性に絞って見てみましょう。

50~54歳では
「増加した」が25,8%で10%以上増加が14,3%
「減少した」は31,2%で10%以上減少が24,4%

55~59歳では
「増加した」が20,8%で10%以上増加が13,8%
「減少した」は38,6%で10%以上減少が32,2%

やはり高齢になるほど減少の率も減少幅も上昇しています。

ちなみに増加した、減少したが共に30%台だったのは
40~44歳の年代でした。
増加は年々減少していき、最後の30%台維持と言う意味で
減少は年々増加して、最初の30%台突入と言う意味です。

賃金の面だけで見ると、40才が早くも転職の分岐点
となっているようです。

 

「転職先」

求人をしているものの、必要人数を満たしていない
即ち、未充足求人が多い産業はどこでしょうか?

宿泊業・飲食サービス業が14万4千人。
卸売業・小売業で13万9千人。
医療・福祉関係で7万9千人。 これがトップ3でした。

増加数で見ると、
前年に比べ宿泊業・飲食サービス業が+7万5千人
卸売業・小売業で6万9千人、
運輸・郵便業で2万5千人となっています。

欠員率では
宿泊業・飲食サービス業が3,6%
建設業が2,6%
運輸・郵便業で2,2%でした。

 

次に、職業別に未充足人数を見てみましょう。

サービス職業従事者が16万4千人でトップ、
専門的・技術的職業従事者が15万2千人、
販売従事者が12万9千人と続いています。

また数は多くないですが、
管理的職業従事者は2万1千人の不足、
昨年と比べ1万2千人の増加となっています。

事務従事者は6万2千人の不足で
これも昨年比で1万5千人の増加でした。

一見すると、職業的には状況が好転している
(業種を選ばなければ)ようですね。

 

「産業別入職・離職動向」

では最後に、実際の「人の出入り」を見てみましょう。

主な産業を選んでみました。
<製造業>
入職者数42万人、うち転職は25万人。離職者数45万人

<卸売業・小売業>
入職者数68万人、うち転職は38万人。離職者数71万人

<宿泊業・飲食サービス業>
入職者数70万人、うち転職は36万人。離職者数66万人

<生活関連サービス業・娯楽業>
入職者数26万人、うち転職は16万人。離職者数20万人

<教育・学習支援業>
入職者数32万人、うち転職は22万人。離職者数33万人

<医療・福祉>
入職者数72万人、うち転職は45万人。離職者数56万人

※赤字は入職の超過率がマイナスを表します。

 

前年と比べて転職者数は製造業を除き、
全ての産業で増加してますが、

同様に離職者数も、製造業以外増加していました。

多くの人が転職してくるものの、
それ以上にその業種から去っていく。

この傾向をどう捉えればいいのでしょうか?
新陳代謝が激しくその産業が活性化している証拠でしょうか?
深く考えないままに参入し、あっさりと撤退しているのでしょうか?

転職先は、十分に存在はしており、
求人環境も増加傾向が続いている。
なのに、ヒトの出入りが激化している。

これが最新の転職事情なのです。

次回は、このような中、何を準備し、
何に備えるべきかについて紹介したいと思います。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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