お元気ですか?
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

 

 

  前回は、データから見た転職の現状を紹介しましたが
皆さんはあの結果をどう受け止めたでしょうか?

今回は転職を考えている在職中の貴方に、
転職の現状と将来について、
転職を考える際の心構え等について
紹介して行きたいと思います。

 

<転職の現状と将来>

転職を考える前に、まず注意すべき事があります。
これは起業の場合にも当てはまるのですが
自分自身で、好きな事と出来る事の違い
理解しているか、という点です。
極端な事例を挙げてみます。

例①
クルマが大好き、メカにも詳しい、薀蓄も語れる。
でもクルマの販売は得意ではない。
無論設計や製造は出来ない。

例②
音楽が大好き、自分も演奏できる。
でもプロになれるレベルではない。
作詞作曲は出来ない。

各々、前段部だけの理由で
その業界への転職を考えていないでしょうか?

諺に「好きこそものの上手なれ」
とありますが、これを勘違いする人は
結構多いのです。

転職の際に肝に銘じるべきは
以下の相違を認識する事です!

プロは好きな事で「お金を稼ぐ。」
アマは好きな事に「お金を使う。」
まず、この違いを徹底的に理解して下さい。

 

 さて、本題に戻りましょう。
従来の転職の限界年齢は
35歳と言われてきました。

実際のデータ上からも、
2007年時点では 転職成功者のうち
35歳以上者は 10%前後でしかなかったのです。

ですが、それが2013年には
20%強にまで拡大してきました。

従来40歳以上のミドルクラスの転職と言えば
エンジニア、研究職、経理のスペシャリスト、
語学堪能者、 あるいは取締役以上経験者など
ごく一部に限られてきました。

これまで40歳以上が敬遠されてきた最大の理由としては
「給与水準の問題=一定以上の高級が必要」
「新たな仕事に慣れるまでの時間」
の2点がありました。

これは長年の慣行である年功序列型賃金や
終身雇用制度が大きな障壁であった為です。

しかしながら今やその障壁も変化の時を迎えてます。

まずは2007年10月の雇用対策法の改正により
募集や採用時の年齢制限を禁止された点。

これで、採用募集の際に年齢を気にする必要は
応募側から見れば不要になりました。

さらには、少子高齢化社会の続く社会環境があります。
年々上昇する労働人口の平均年齢からも、
35歳で線引きすること自体が非現実的になりつつある点。

定年制が65歳に引き上げられ、
35歳ではまだ折り返しに過ぎない年齢になった点。

更に年金支給開始年齢の引き伸ばしを考えれば
70歳まで働く社会が現実問題となってきている点等から、
35歳はまさに働き人生の前半の終了でしかなくなったのです。

 

 リクルートワークス研究所のデータによると
2010年の労働力人口の構成は
35~44歳が1,500万人以上でトップ
続いて25~34歳と45~54歳が
共に1,300万人前後となっています。

これが2020年には
45~54歳が1,600万人以上で断トツのトップとなり
次いで35~44歳で1,400万人前後と微増、
25~34歳の世代は1,100万人前後に
減少すると想定されています。

こうなれば、いやでもミドル世代に
中途採用の枠が拡げざるを得ないのです。

 

 2013年の「人材サービス産業協議会」
の調査によりますと
ミドル世代を中途採用する企業に聞いた
採用理由の上位項目には、

・人物が優秀であれば年齢は不問
・職場に豊富な経験を持つ人物が必要だった
・専門性に秀でている

であり、前の2項目は50%以上の回答でした。

専門性に関しても25%以上が必要と回答しており、
当人の実力に期待 という結果でした。

逆にこれまでのイメージで
最初に浮かんできそうだった
若手社員の教育指導を期待とか
これまで培った幅広い人脈を期待というのは
たった10%前後でしかなく
管理能力や以前の看板には
大して期待していないという結果でした。

問われるのは年齢ではなく、
年齢に関係なく現場で働けるかどうかです。

請われるのはキャリアや管理能力でなく
プレーヤーであり、
プレーイングマネージャーであることです。

今の自分が前線で活躍できる仕事は何か?
今の業務なのか、過去に従事した業務なのか?

待遇や給与水準を基準にするのではなく、
まずはその業務に適性があるかどうかを見極めましょう。

 

<転職の心構え> 

具体的に40歳以上で転職活動を始めている、
又は在職中ながら転職を考えている場合には
どういう心構えが必要なのでしょう?

まず、遺憾ながら
未だに自分から転職に乗り出す場合、周りからは

「リストラ宣告された人では」
「本人の言動などで会社に居づらくなったのでは」
「消去法で転職を希望しているのでは」

といった見方をされることは覚悟した方がいいです。

だからこそ事前の準備は重要になるのです。
いくら自他共に認める実力があっても
間違った努力や準備不足では結果は出ません。

まず、今の会社を離れる理由を徹底的に精査する事です。

転職に限らず、起業にせよ独立開業の場合でも、
ほぼ確実に収入は現状を下回るのが普通です。
下手をすれば半分以下になる場合も少なくありません。

仮に50代ならば現状の半分あれば、御の字と思う事です。

特に在職中に転職を考える場合
目先の出来事だけを理由にするのは厳禁です。

・連続赤字決算で将来に不安
・人事で不要な評価を受けている(上司との折り合いが悪い)
・今の業務には向いていない、仕事に不満がある

一見、もっともな理由っぽく見えますが、
転職先で再びこれらの事案が起こらない保証は
どこにもないのですよ!

 同様に好条件の早期退職勧奨での
割増退職金を理由にするのも考えものです。

実際の事例で説明すると、
私の場合は52歳、勤続29年で早期退職しました。

具体的な金額は勘弁して下さい!
その際の生活資金の目途として、
早期退職の割増退職金が年収の約2年分、

さらに失業手当が最長約1年弱支給でしたので
約3年間、生活費を気にしなくて良い環境を手にしました。

この時間内にどういう活動をすべきなのか?

私は再就職の意識は薄弱で
最初から独立を意識していたので
最初の1年は独立の メリット・デメリットを
じっくり比較検討しました。

その結果、独立を決めて
更にその後半年は
独立に向けての準備に充てました。

 

 退職後に資格取得を目指すなら
勉強時間と学費が発生します。

飲食や物販の店を出すなら
相当額の初期投資(家賃、必要資材、など等)
が必要です。

悲しい哉、先立つものが無くては
充分な時間をかけての就職活動は難しいです
これは転職でも独立でも同様な事です。

少なくとも2年間は無収入でも動じない
だけの備えは 転職・独立に限らず、
必要最低限の備えだと私は思います。

 

転職に踏み切る前に、
ここまでのステップを
貴方は、クリア出来ていますか?

 

 次回は、それでも転職を成功させたい!
そう考える貴方に向けての転職活動時に
意識すべき項目について紹介したいと思います。

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