おはようございます!
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

 

 今回は名義変更の際に必要とされる書類のうち
自分たちで用意するものについてお話ししたいと思います。
この書類については自分たちのペースで用意することが
出来ますので最初に用意しておいても構いません。

もし、贈与者自らが手続きを行うのであれば
必要ありませんが、子供にその手続きを代理して
もらう場合は「委任状」が必須となります。

 

 また「贈与」の場合は、
双方で贈与の認識を 共有し、
受贈者側が応諾した旨を明記しておきます。
相続時に贈与があった証明とするためです。

今回は、形式に則って「贈与契約書」を用意する、
というパターンを紹介していきます。

 

まずは「委任状」です。

言うまでもない事ですが、
実の息子であっても委任状は不可欠です。

委任状に決まった書式はありませんが
誰が誰に、どこまでの権限を委任するか
を明記する必要があります。

 

 下記の見本例では不動産の登記作業全般の
委任状として作成しました。
委任状見本

 

 

 次に今回は不動産を生前贈与の形式で
所有権を移転させるとしていますので
「贈与契約書」の作成に入ります。

これも決まった書式はありません。
誰(A)の何を、誰(B)に贈与をする。
誰(B)もこれを受諾する。

この項目さえ書かれてあれば十分です。
契約書見本

 

見本では略していますが、書面の左上部には
収入印紙を貼付して、押印しておきます。

 

 

 また両方とも横書きの形式にしてありますが
縦書きでももちろん構いません。
ただ、縦書きの場合は数字の表記に留意する必要があります。
(漢数字のほうが見易い等)

 

 不動産の情報以外は、特に入手すべき資料等はありませんので
親子で都合のいい時に、文面を考えて作成すればいいのです。

さて、ここまでの内容は法務局のHPや
士業の方々のHP等で広く紹介されています。

 

ではこれだけの情報で実際の窓口でスムースに
申請が進むでしょうか?

 

例えば、委任状の場合

① 委任状にも「捨印」は必要かどうか?
② 委任状の年月日と、登記の原因となる年月日は同一でいいいのか?
③ 委任状の末尾の住所氏名は自筆なのか?
④ 委任状末尾での押印は実印なのか?
⑤ 権利者・義務者の住所氏名は自筆なのか?
⑥ 捨印と押印は同一でないといけないのか?

貴方は、自身を持って判断出来ますか?

 

同じように、贈与契約書の場合も

① 収入印紙は、いくらのものを貼付するのか?
② 印紙に契印とあるが、誰の、どの印で契印するのか?
③ 捨印は必要か?
④ 契約書文中の年月日と、末尾の年月日は同一でいいのか?
⑤ 末尾の双方の住所氏名は自筆でないといけないのか?

 さらにこの文書の事例では
「証書2通を」「各自1通づつ」保管とありますが、
贈与契約書は窓口で提出を求められます。
(贈与契約書は添付書類のひとつです)

そうなりますと、
実際は3通作成しなくてはいけないのでしょうか?
コピーでの提出はどうでしょう?

 いかがですか?
最も記入事項がシンプルなこの2つの書類でも
意外に即答できない箇所があるとは思いませんか?

次回は 今回の疑問はひとまず置いておき
法務局へ提出する書類について解説とします。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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