お元気ですか?
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

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 今回の相談はいずれ脱サラして
飲食関係の店を開きたいというものでした。

 飲食は毎日日銭(現金)が手に入る商売で
メニューにもオリジナリティが出せ、
ヒットすれば競合に対して大きなアドバンテージが
持てるなど、魅力あるビジネスです。

 ですが、(飲食に限りませんが)
今後の年齢構成をよく考えて下さい。
少子高齢化の是正は今のところ全く目途が立たず。
先進国の中でダントツの高齢化社会です。

このような環境下で、
華やかな若い世代(10代、20代)だけを
相手にする店作りはあまりにもリスキーです。

 

 既に、現在最も若い世代を顧客の中心に置いている
ファストフード系の外食産業はいち早く
シニア世代向けの集客策を展開し始めています。

 新たなターゲット層であるシニアとは
60~70代の世代で、日本で最初に
歩きながらハンバーガーをぱくついた。
残業帰りに牛丼屋で夜食をとった。
今に繋がる外食第一世代です。

 ですが、さすがに歳を重ねるにつれ
食事のボリューム、嗜好も変わってきます。
「もうここに来て食べるメニューはない。」
と、諦められては店は存続できません。

では店頭に「シニア向けメニュー出来ました」
と張り出して集客を図りますか?

この世代の一つの特徴に
「年相応に見られたくない」点があります。

 

 ファミレスでも「シニア向けメニュー」というと
ひと頃は煮魚や柔らか煮、雑炊などいかにもな
メニューでした。

デパートの衣料品コーナーでも
シニア向けコーナーを特設しました。

概ね、失敗してます。
この世代は、シニアシニアと言われれば
却って反発し、敬遠する世代です。

 

 全員とは言いませんが、
街中に足を運ぶようなアクティブなシニアは
まず、殆どがこの部類です。

取扱注意? 的な顧客層なのです。

このような顧客を取り込むには
何に留意すべきなのでしょう。

ポイントは
「シニアを意識させない」で
「シニアが意識する」
メニュー作り、店作りにあると思います。

要は、別仕立ての扱いでなく
一般と同じ扱いの中で さりげなく
自分達で決める事が出来ること。

恐らくこの傾向は今の50代、40代も
いずれ同じになると思います。

 

この傾向を意識した店作りの一例を紹介します。

 

 星乃珈琲店をご存知でしょうか?
まだ都内13店舗ほどしかありませんが
これは、ドトールコーヒーの新業態です。

 注目すべき点が以下の点です。

 ホームページによるとドリンクメニューは
ホットが2種類&アイスコーヒー、
アイスティーの計4種だけで、
食事系もパンケーキやサンドイッチ等
シンプルなメニューだけです。
無論、シニア向けメニューなどありません。

大手のコーヒーチェーンは
多彩なメニュー構成なのですが
高齢者から見れば、メニューがあっても
内容を理解するのはほぼ絶望的です。

スムースにオーダーできなければ、
その店に足が向くことがありませんね。

それに比べ、
こちらのメニューはシンプルそのもの。
定番メニューで通じる安心感があります。

 

店舗のオープン時間も地域によって格差があります。

 13店舗中八王子や稲城、鶴川、青梅と言った郊外や
石神井公園や成増など住宅街に展開する6店では
オープンが7:00からです。
新宿などの都心は9:00や11:00となっています。

 7:00開店の場合、近隣の高齢者が朝食をここで済ませ
常連同士での語らいの場になります。

その後は、女性同士の井戸端会議的な集まりに移り
これも、午後の長い時間を過ごしているようです。

地域住民の特徴を読み取って
一般的な学生や外回りのサラリーマン以外の
固定化しやすい顧客をガッチリ捉まえているのです。

 

この他にも、
テーブルの間隔も チェーン店と比べ
十分な余裕を持たせてあり
高齢者に限らず、居心地がいいのです。

 お店から見ても、
たとえ1回当たりの支払いは少額でも
週のうち5日も来てくれれば
十分な金額が計算できます。

もっと大胆に考えれば
おひとり様もここに来ることで
社会と接点を維持出来、さらには
「生存確認」にも繋がります。

昔の「喫茶店」の復活版と思えます。

 以上、チェーン店のドトールが
将来の喫茶店というものを考え
生き残りをかけて打ち出した
今後の喫茶店経営のひとつの提案です。

 

 大企業ですらここまで展開を考えています。
個人事業ならばさらに先手を取る必要があります。
今後飲食業で生活をするというならば。

 以上のことを相談者と話し合いました。
面談直後は相当悩んでいましたが、
迷いは解消出来たと言われ、こちらも安堵しました。

今後、どう進展するか
長いお付き合いになりそうです。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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