お元気ですか?
50才からの第二の人生応援ブログ、先憂後楽
寺田 淳です。

 

この連休中に友人から質問を受けました。

最近、
父親が亡くなった際に
財産をすべて母親の相続で処理した。
今になって、
これで良かったかが疑問に思えてきたので
コメントして欲しい。

と言うものでした。

今回は
これへの見解も含めて記事を書いていきます。

 

相続のパターンには色々ありますが
一般的な事例として
父、母、子供2人の家族としましょう。

この場合で父が死亡した場合に
一次相続で母と子供2人が相続することになります。

その後、母が死亡すると
二次相続で子供二人が相続となります。

法定相続でも
配偶者は財産の1/2、子供たちで1/2です。
子供は何名いようと1/2ですから10人兄弟の場合には
1/20づつになります。

配偶者(事例の場合では母=妻)の立場はかくも強いのです!

よく話題になるのは
不動産と預貯金等の財産を
どう相続するのが最も節税になるのか?
ではないでしょうか。

節税と言うか、税金の控除として
代表的なものは
「配偶者控除」 と
「小規模宅地等の特例」があります。

相続の選択肢として、
1)一次相続で母が不動産を相続。
預貯金を子供2人が相続。

二次相続で長男が不動産を相続
または弟が不動産を相続。

2)一次相続で長男が不動産を相続。
母と二男が預貯金を相続。

二次相続で預貯金等を子供2人で相続。

ここでは前提として
不動産(土地と建物)と預貯金だけが相続財産で
預貯金より不動産の価格が数倍上回っている。
母個人の財産は
一次、二次相続の時点共に無かったものとしています。

 

1)の場合
配偶者控除を使って不動産を母が相続すれば
相続税は事実上かからないでしょう。

さらに、
小規模宅地の特例を適用すれば
課税相続財産自体を大幅に減らすことが出来ます。

ですが、
母から子供への二次相続の場合には当然配偶者控除は使えません。
不動産を相続する長男は小規模宅地の特例を適用出来ますが
それでも相続税はかなりのものになります。

2)の場合
一次相続で長男が両親と同居していれば
小規模宅地の特例が適用されます。

条件を満たしていれば、土地評価額の80%を
控除出来ますからかなりの節税効果が見込めます。

母は預貯金を相続しますが
ここで配偶者控除を使えば実質的に相続税は無しです。

二次相続の場合には相続対象は預貯金のみなので
長男二男共に、
ここでの控除はありませんが、
1)の場合より相続税は安く済みます。

無論、
母が自分名義での資産を
相当保有していた場合では
話は大きく変わってきます。

個々の条件で絶対とは言い切れませんが
不動産の相続の順番を母親にするか子供にするかで
一次、二次合計の相続税額には
相当な差が出る場合が多くあるようです。

この辺の詳細な計算方法については
個別に受付けますので
興味のある方は以下にお願いします。

お問い合わせ

 

さて、次に不謹慎な話で恐縮ですが
父親の死亡時期によって、
相続対策を考える必要もあるのです。

例えば
父が比較的若くして亡くなっている場合です。

このような場合は
上記の1)のように母が一次相続で不動産を相続して
配偶者控除を活用して 一次相続で発生する相続税を軽減させます。

その後は
時間をかけての贈与や生活費の支援等の 名目で
子供への財産の移転が可能なので
あえて一次相続で不動産を母が相続したほうが節税となります。

 

また、父が亡くなって間もない間に
母が後を追うように亡くなった場合。
(高齢の場合は十分あり得るケースです。)

また極めてレアケースでしょうが
祖父が亡くなり、
短期間に相続した子供も 亡くなり、
孫に相続が発生した場合。

今回のテーマの相続対策とは
やや異なりますが、
これらの場合には
相次相続控除という制度があります。

これは
例えば父が亡くなり
相続税を納付してから
10年以内に母が亡くなった場合

相続をする子供には
10年以内の期間の長さに応じて
相続税の控除が認められる制度です。

祖父が亡くなり、
相続税を納付してから
10年以内に子も亡くなっての
孫の相続の場合も、同様です。

相次相続については
下記のブログで簡単に説明してあります。
興味ある方はどうぞ。

http://hitori-happy.com/blog/archives/2652

但し、父から母への相続の際に
配偶者控除を使い
相続税が発生しなかった場合には
この制度は適用外
になりますのでご注意下さい。

友人の場合、
母親にもかなりの資産があったようで
結果的には不動産は友人が相続した方が
かなりの節税になったという答えに行き着きました・・・

50代の同世代の貴方も
いつ当事者になるかもしれない
相続問題とその対策について、
事前の検討と親子間の話し合いは必須なのです。

 

これらの件について
より詳しく知りたのでしたら
お気軽にどうぞ!

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