おはようございます。
50歳からの第二の人生応援ブログ 先憂後楽
寺田 淳です。

 

おかげさまで
最近は同世代からの事前の相続対策の相談や、
相続手続きについての相談が増えてきており、
少しは関心を高めることに寄与出来ているなと
勝手に自己分析しております(?)

ただ、相談者の大半は子供側なのです。
子供と言っても私と同世代ですから50代、
親の代になれば7~80代でしょう。

子供が気を廻し過ぎなのか
親が無関心過ぎるのか?

結論から先に言いますと
相続問題は親(被相続人)側に過半の責務があると
私は考えています。

当然な話ですが、財産を保有しているのは親です。
どういう扱いをするかは最終的には親の気持ち一つです。

では、親が円満な相続を望むのであれば
遺産分割について特に心がけるべき事項は何でしょう?

以下に簡単にまとめてみました。

◎ 財産の全貌を把握しておくこと。
・不動産  →不動産登記事項証明書で確認します。
・預貯金  →預貯金の通帳
・有価証券 →証券会社の残高報告書
・保険   →保険証券
・その他  →貴金属なら鑑定書等

実に当たり前の事ですが、
まさに言うは易し、行うは難しです。
実際に把握、リスト化してる人はかなり少ないのです。
私の扱った相談のうち1件を除き、すべて財産調査は手付かずでした(!)

◎遺留分・寄与分・特別受益を十分に考慮する。
この3つを簡単に紹介します。
【遺留分】 法定相続人に対し、法で定められている最低限の相続。
【寄与分】 子供の親への貢献度によって加算される分
例)親の看護、親の商売の援助、事業拡大への貢献、事業への資金援助等
【特別受益】生前に子供に対して贈与した分
例)結婚時の支度金、子供のマイホーム用の土地の贈与、大学以上の教育費

遺留分は別にして
子供の特徴として多く見受けられるのは
「特別受益は忘れて」
「寄与分は過大に想定するもの」

人間、喉元過ぎて忘れるのは熱さだけではないようです。
この点は親子間だけでなく、
子供同士でも日頃から情報の公開を図るべきです。

遺言なき相続の場合の兄弟間の争乱の要因は
特別受益と寄与分の主張の衝突が大半なのです。

特別受益と寄与分を考慮した相続分の考え方は
すべての相続財産に
特別受益を加算して
そこから寄与分を差し引きます。

上記修正後の相続財産をベースに
各相続人の相続分を算出していきます。

例)
妻 子供2人が相続人の場合
相続分は法定相続分(妻:1/2 子供1/4づつ)

相続財産が 1億円
特別受益  子Aに2,000万円あり
寄与分   子Bに1,000万円あり

この場合の相続財産は
1億円+2,000万-1,000万=1億1,000万円となります。

・妻   1億1,000万×1/2=5,500万円
・子A  1億1,000万×1/4-2,000万=750万円
・子B  1億1,000万×1/4+1,000万=3,750万円

これが、特別受益と寄与分を考慮して
修正した各人の遺産相続分となります。

特別受益や寄与分について
その事実について遺言書に書いておくと、
子供同士の争いも最低限に留める事が出来るのです。

円満な相続の為のポイントを総括すると
・総財産を明記する。
・遺留分を意識する
・特別受益や寄与分を明解にしておく
・付言事項を利用する
となります。

最後の付言事項とは、
被相続人が自分の想い、考えを自由に書き残すもので
法的な効力はないものの、寄与分についての説明や、
他の子供への理解を求める言葉が あるだけで騒動は最小限になります。

こうして書き出してみると
遺言書の持つ「重み」は理解できると思います。

ですが現実は年間約120万人が亡くなっている中
公正証書遺言を遺しているケースは約8万件しかありません!

最初に書いたように、
親側(遺す側)の意識が未だに十分でない明らかな証拠なのです。

120万人全てが高齢者ではないものの、
遺言書なき場合は
相続人による遺産分割協議が必要になります。

何度も繰り返し説明しているように
例えば、子供のない夫婦の場合は遺言書がないと、
死亡者の親兄弟にも相続権が発生し、
遺された配偶者は
思いもよらない相族トラブルに巻き込まれるのです。

 

私は遺言書ではありませんが
毎年正月3が日にその年のエンディングノートは書いています。

いきなりの遺言書作成よりも
まずは、フリーハンドで書くことが出来る
エンディングノートにチャレンジすることを
私は強くお奨めします。

エンディングノートという「練習台」で
遺産分割の考えを試行錯誤することで
本番には時間をかけずに進めることが出来るのです。

3月は年度末でもあります。
新たな年度を迎えるこの時期に
最初の遺言書作成について親子で取り組んでもいいかもしれませんね。

エンディングノートに関しては
私のランディングページに詳しく紹介してますので
興味のある方は
下記のURLからダウンロードして下さい。

http://hitori-happy.com/lp/

 

これらの件について
より詳しく知りたのでしたら
お気軽にどうぞ!

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