お元気ですか!
一人暮らし・老人支援ブログ 先憂後楽
寺田  淳です。

 

前回は、
遺言書がなかった場合に生じる「調停」について
書いてみました。

さすがに、
少しは遺言書について関心が向いたかと思います。
ですが、
まずは自筆で書き始めようと思う場合に、
以下の点にご注意ください。

まず、自筆の遺言書の場合 は
未開封のまま家裁に提出し
「検認」を受ける必要があります。

家裁は、
遺言の形状
加除・訂正の状態
日付 署名などを厳重に確認します。

これによって
遺言書に偽造変造がないかを確認します。

この「検認」がされていないと

預貯金の名義変更
引き出し
相続不動産の名義変更
が出来ません。

勝手に遺言書の封印を破るだけで、
5万円以下の過料に処せられます!

遺言書は
15歳以上なら誰でも書けます。
本人の意思で書かれたもの
判断能力に支障ないものであれば、有効です。

また録画、録音では遺言書の効力はありません。

自筆遺言の場合は、
必ず全文本人の手書きであること。
仮にワープロ書きが一か所でもあれば遺言自体無効になります。
ですからこの部分で
エンディングノートは遺言書にはなり得ないことになります。
(市販の場合、記入項目等が印刷済みですから)

当然、代筆も無効 です。

日付も必須です。
署名・押印もです。
押印もなるべく実印で(偽造リスクを考慮)

記載する内容については
・誰に
・何を
・どれだけ相続させる

この3点を明確に書く事です。

特に「何を」の記載の場合は
具体的に、財産を特定して記載します。
財産の半分とか、
3人で等分に等では 混乱を招く元です。

最悪の場合、
相続人で遺産分割協議をする事になります。
そして、これがこじれると
前回紹介した「調停」「審理」へと泥沼化もあり得ます。

さらに、不動産の場合は ○○市×町○丁目○番地○号よりも
所在 地番 家屋番号 といった「不動産登記簿」の記載内容を書く事。

また、
共同遺言(夫婦連名で署名したもの) は無効になるので、これは厳禁です!
遺言書の同じ内容としても、夫婦別々に書く事です。

訂正の場合 は以下の手順で行います。

・削除する箇所を二重線で消す。
・削除箇所に押印 し
・訂正の正しい文言を記載する 。

・余白部分に訂正箇所と字数を付記する。
(本文何行目、何文字抹消何文字訂正)
・訂正した字数の脇に署名する。

冒頭部分などでしたら、
最初から書き直したほうが早いでしょう。

最後に
遺留分の配慮
法定相続人の権利を考慮した内容にします。

また万が一、新たな財産が発見された場合を考えて
「遺言者が有する一切の財産を○○に相続させる」
としておくのも必要です。

そうしないと最悪の場合
全ての相続のやり直しを主張する相続人が出来た時に対抗が出来ません。

次に考えることは
遺言執行者の選定です。
基本的には、資格者に依頼することが一般的です。

遺言書での禁止ワードとしては、
例えば、自宅や別荘など、また自動車等に関して
「使わせる」「任せる」 「譲る」
「渡す」 「与える」 「あげる」 「取得させる」など等

これらの言葉では解釈の仕方で混乱を招く可能性が出てきます。

「相続させる」
「遺贈する」

必ず、この2つのワードで明記することです。

遺言書は
書かなければ遺族に負担をかけますし、
書けば書いたで
内容によっては却って混乱を生じさせる代物です。

遺言書は、事前にしっかり考えて
必ず専門家のアドバイスを受けましょう。
結局それが、確実な遺言を遺せる早道なのですから。
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