お元気ですか!
一人暮らし・老人支援ブログ/先憂後楽
寺田 淳です。

 

今回は、これまでとは異なる趣向で
事務所でのあるやりとりがベースになっています。

 

先日、
学生時代からの旧友(悪友)から相談を受け、
相談終了後に世間話に移った際に、

「結局のところ、この歳になった時に
家というものは持っていたほうが良かったのか?
賃貸のままのほうが良かったのか?」
という話題で、盛り上がりました。

私は、転勤族でもあったので当然賃貸派。
彼は地元で就職したので30代前半で家を購入、
あと10年余のローンを残す持ち家派でした。
(厳密にはまだ持ち家未満ですが)

 

お互い思いつくまま、
また実体験からの根拠を並べ立てました。

 

まずは、持ち家派の旧友の弁から・・・
一戸建てかマンションかで悩んだが
やはり、男なら家は戸建だ!?
と奮起して建売の物件を選択しました。

30代に入って、35年ローンを組んだ訳で
返済は定年後迄続くが、 貯金と退職金で
計算上、完済は問題なしとの判断で決断したとの事でした。

不動産の保有者という満足感、
対外的な信用度のUp、
仕事に対するモチベーションの向上、
老後の住まいの問題の解消
同年代の仲間への優越感・・・

当時は相当、舞い上がっていたようです。

しかしながら
新築の一戸建ても、はや築後20年余。

最近になって外壁の剥落や瓦の入れ替え
水回りの劣化、
電化製品の増加によるコンセント不足
電気容量の不足、配線の劣化等
ハード面の問題の発生、

さらには
若い頃は気にもしなかった
部屋毎の僅かな段差や
手すりのない階段が歩行時の
生活上のリスク要因の増大等

一気に表面化してきたとの事でした。

さらに、子供が就職して家を出て、
子供部屋が空き室になり、夫婦二人の生活に
全く意味をなさなくなりました。

それでも、雨戸の開け閉めや掃除は欠かせません。
また、物干し場を2階のベランダに設定したので
今や奥さまにとって負担増の一因になってしまいました。

加えて、
賃金はこの5年間連続で据え置きかカット。
退職金算定の基礎給も以前より低く設定され
計算が狂い始めたとのことでした。

先に挙げた
家の経年劣化や自分たちの年齢に合わせた 内装の改修等
全てを行うと、ついに計算上ローン完済の 計画に
綻びが出るという結論に至ったようです。

子供たちが再びここで暮らす可能性はほぼゼロ。

自分たちだけなら、
老朽化したままで我慢するか
新たな選択として
メンテナンスを実施して、最悪の場合売却して
別の「終の棲家」を探すか?

「ここで直下型地震が来た日には財政破綻だ!」
・・・最後は、かなり凹んでいました。

 

次は、私の場合、賃貸派の話。

なんといっても所詮は借り物。
飽きたら転居も自由だし、
天災等で破損したらこれまたさっさと転居すれば
後は、関係ありません。

支払い可能な範囲の物件を探せばいいので
分相応の広さに移り住むことも容易です。
人間界の「やどかり」です。

ですが、
いつまでも経費がかかります。
ローンはゴールがあります(遥か彼方としても)
賃貸はエンドレスで発生し続けます(住み続ける限り)

今朝のチラシにあった新築マンションのローンなら
毎月の家賃とほぼ同額、
ならばローンに充てれば購入できるのでは?
あと〇〇年生きているなら、買ったほうが得だ!
でも、買ってすぐ震災が来たら・・・

魅力的な売り物件の記事を見ると
今でも、悩むのも事実です。

さらに、
今は良くても、高齢になればなる程入居可能な物件も減少します。
例えば、
無職の高齢者の入居に際し、保証人になる人はまず皆無でしょう。

この点、UR賃貸は比較的対応可能な物件が多いですが、
空きがなければ無意味ですし、
望む物件やエリアでの選択の幅は当然狭まります。

幸か不幸か高層階に入居したら、
エレベーターが まさに命綱になります。
今ですら10階まで一気に階段で上がる自信はありません。

また、分相応と言っても、
定年後やリストラなどで無職・無収入になったら?
家賃の支払続行は難しいでしょう。

さらには、いろいろな規制があります。
ペットの禁止
深夜の洗濯機使用の自粛
石油ストーブの使用禁止
など等・・・

自分の家であって、
100%自由には暮らせない・・・

 

とはいうものの、
私の場合に限った事として続けますが、
定年のない仕事に就き
ペットにも関心なく、
不動産保有に意味を見出せない輩ならば
賃貸での暮らしにデメリットはありませんでした。

もちろんおひとり様、という事実も
これを強力に後押ししていますが。

また非常に不謹慎ですが、
賃貸ならば、私にお迎えが来た場合、
発見は比較的早いはずというのもあります。

個人的にはマンションの両隣とはコミュニケーションを
確立しています。
管理事務所にも定期的に顔を出しています。
おひとり様ならではの気配りです(?)

 

結局のところ、
勤め人、家族持ち、持ち家派と
自営業、おひとり様、賃貸派では
結論が出せませんでした。

拠るべき基準が違いすぎました。

唯一合意した結論は以下の通りでした。

これまでは 60歳になったら、
悠々自適なシニアライフを送っていると
思っていました。

ですが、人生80年以上となった現在
60歳になる前に、
60歳以降の住まいについて どう考えるか?

住まいについて、二度目の決断をしなくてはいけない。

でした。

 

この後、
夜の新橋に繰り出したのは言うまでもありません。

今回は、
業務外の事務所でのやり取りからのお話でした。

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