お元気ですか!
一人暮らし・老人支援ブログ/先憂後楽
寺田 淳です。

 

贈与にならない資産継承

今週の日本経済新聞に
このような記事が載っていました。
ご覧になった方も多いかと思います。

資産継承というのはやや大げさな表現と
思いましたが、知っておいて損はない
知識ではあります。

親と子
祖父母と孫

親族間には
互いに助け合う 「扶養義務」というものがあります。

親が子の生活の面倒を見る
これには、生活費や学費も含まれます。

同様に
祖父母が孫に対して生活費や教育費を
援助する場合も
扶養義務と見做され、共に 贈与には当たりません。

この扶養義務の当該範囲は
親と子
祖父母と孫
配偶者
兄弟姉妹にも当てはまります。

また、
例えば一般的なサラリーマンの場合、
給料の減少や子供の進学に伴う
教育費の増大などで生活苦に陥った場合等、
自分の親から援助を受けても まず問題にはなりません。

つまり、
自分に収入があっても、
生活に余裕がないと見做される場合は
贈与にはならないのです。

これは、扶養される側の基準や条件等は
明確に規定として 決められていない事によります。

明文化されているのは
生活費または教育費で、通常必要と認められるもの
としかありません。

この「通常必要」というのが曲者です。

教育費には
塾や教材費、クラブ活動、
習い事も 含まれると解釈されているようです。

習い事によっては
相当高額な「月謝」が必要なものも
あるようですが、
月額いくらという線引きはされていません。

 

さらに注意が必要なのは、
生活費の方 でしょう。

こちらは
贅沢品と見なされれば、贈与になります。

特に自家用車などは、
親の名義で購入し
事実上、子しか使用しなくても問題はないのです。
ですが、
名義も子にしてしまうと、完全に贈与と見なされます。

絶対親の世代が運転しそうにないタイプのクルマでも
名義さえ、親の名義であれば、子が使用しても
贈与とは見做されない訳です。

また生活費の基準も
家庭によって、様々です。

ささやかな晩酌代にも事欠く。
その分の金銭支援であれば、
通常の範囲内と思われますが、
その晩酌が、缶ビール一本なのか
高級ワインなのか?
結局のところ、
日用品か贅沢品かの判定は、
あくまでも税務署の判断となるでしょう。

勝手な判断は、
後で痛い思いをするかもしれませんので
ご注意下さい。

また、
先に挙げた教育費の場合にも
注意点があります。

その都度渡す分には問題ありません。

逆に言いますと、
孫の為にと祖父母が親に
大学4年分の学費をまとめて渡してしまうと
これは、貯蓄と判断され、贈与と見做されます。

毎年の分だけを
直接孫の銀行口座なり、大学の振込口座へ
振り込むのがベストです。

必要な時に 必要な額だけを渡す/貰う。

この原則さえ守っていれば
扶養の範疇と判断されるのです。

 

扶養義務の範囲での 資産(資金)の受け渡し。

あくまでも、
必要な分だけが その対象ですから、
悪用や曲解は
結局 悪質な税金逃れと見なされかねません。

この点だけは よく肝に銘じておいて
賢い扶養義務を果たして下さい。

 

今回の件について、
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