【今日のポイント】

 1957年生まれの私は来年の12月には65才になります。

 まさにシニア世代の中核となるのですが、
今の情勢では社会での現役バリバリの労働力として、
まだまだ活躍を求められる世代でもあります。

 では、就業を希望する65才にはどのような仕事が用意されているでしょうか?

 今日はこの点について紹介したいと思います。

 

【データから見る65才以上の仕事】

 2019年の労働政策研究・研修機構の調査によりますと、
65才以上の就労希望者全員を出来るだけ雇用したい
と答えた企業は調査企業のうちの約43%で半数以下でした。

 さらに、2020年の総務省の労働力調査では
65才以上で役員を除く雇用者約510万人のうち、
約390万人(約76%)が非正規従業員でした。

 この2つのデータだけから65才以上で就業を希望する場合、
希望する就労先以外で(今の仕事とは無縁の業種で)
正社員ではないものの、非正規として就業する。

 この前提を理解したうえで、
仕事の選択を進めなくてはいけないことになると思われます。

 

 

【シニア世代の仕事】

 現時点で、秀でた語学力や資格・ノウハウなどを
有していないいわゆる普通のシニア世代が
数多く採用される職種には以下のようなものがあります。

 ・コンビニ店員
 ・警備や交通誘導員
 ・マンション管理人
 ・介護職
 ・コールセンター
 ・ビルメンテナンス

 概ね時給換算では大差なく
1,000円から1,500円の範囲内に集中しています。

 コンビニやマンション管理人の場合は
短時間勤務も可能で、勤務の時間帯も幅がある場合が多く
比較的融通が利く点も特色となっています。
また立地状況によっては、職住近接での勤務も可能です。

 ただ、マンション管理人は既に競争が激しく
募集をかけると瞬時に応募が殺到し、狭き門になっています。

 既に就職活動を始めている方にとっては
経験済みかもしれませんが、必ずしも希望する仕事とマッチするとは
言えないのも紛れもない事実でしょう。

 

 

【何のための仕事ですか?】 

 さて、65才以降に働く、
いわゆる第二の仕事を探す場合には
その理由を明確にしておく必要があります。

 今迄は子供の教育費や夫婦の生活費、住宅ローン等
家族・家庭の為に働くことが最大の理由だったでしょう。

 一般的には、65才前後になれば
子供は独立し、住宅ローンの目途もつく頃です。

 そうなれば、仕事をする理由も自ずから変わります。
自分の為に働くという選択肢も考慮できる時期になるとも言えます。

 何のために今自分は仕事探しをしているのか?
世間体や見栄を排除すれば上記以外の仕事の選択肢も
見えてくるはずです。

 今後の人生に必要な糧を得る為の仕事という観点から
仕事探しを進めている方ほどその後の再就職の決定率は
明らかに高いそうです。

 とは言いつつも、
サラリーマン時代に輝かしいキャリアを積んできた方ほど
発想の切り替えに苦労するケースが目立ちます。

 このサイトでも何度も書いてきましたが、
過去の地位や収入が前提という観点をどうしても変えられない、
なので募集自体が極めて少なく、あったとしても高度なスキルや
専門知識が最低条件という設定で手が出ない・・・

 夫婦二人の生活になり、住宅ローンもめどがついた
それなのに従来と同じ収入でないといけない理由は何か?

 まだまだ部長職、管理職として周囲からの羨望を望むのか?

 

 先にも書いたように、今の生活に必要なものは何か?
その為には最低収入は幾らなら問題ないのか?

 入口を間違えるとまず出口には辿り着けません。

 いつまでも蜃気楼のような管理職募集に固執していると
いずれ日々の生活資金にも窮してしまい、より不本意な
仕事にしか就けないという結果を招き兼ねないのです。

 

 最後に、さらに身も蓋もない言い方になりますが、
65才になってから、あるいはその直前から仕事を探すようでは
既に相当な出遅れということを認識して欲しいということです。

 
 やはり最低でも60才前には65才からの仕事についての検討や
自身の棚卸しを始めて、仕事探しの軸を定めておいて欲しいものですね。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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