【今日のポイント】

 終活の一環としての遺言書の作成、相続内容の検討、
何をおいても自分に関する情報の整理と把握、その整理が
第一歩になることは言うまでもありません。

 コロナの影響で自宅で過ごす時間が増加したせいでしょうか
昨年末あたりから終活の始め方に関する問い合わせがかなり
増えてきています。

 多くは初歩のレベルからの相談で
無料の電話相談の範囲で済む程度のものですが
とりあえず関心が高まった来たことについては
この業務に携わる者として嬉しい限りです。

 今までも個別の案件についてこのブログで何度か
採り上げてきましたが、改めて主なものを総括してみました。

 

【金融資産の把握】

 何をおいても最優先事項と言えるでしょう。
 
 銀行預金の場合
  どの銀行に口座があるかの把握です。
 特にサラリーマンであるならば
 若い頃の転勤先の口座をそのままにしているケースもあります。
 まずは徹底して現物の通帳やキャッシュカードを探すことです。
 あとは金融機関からの通知などの確認も欠かせません。

 定期預金の場合
  普通預金同様定期預金の有無の確認は無論の事ですが、
 より確認すべきは「満期日」の確認です。
 満期の場合は速やかに解約し普通口座に移しましょう。
 特に定期しか口座がないような場合は口座の整理を兼ねて
 1~2行に集約すべきです。

 ネット口座の場合
  現物として確認出来るものとしては
 キャッシュカードしかありません。
 まずはカードを確認すると共に、IDとパスワードを
 確認し、家族の為の記録として保管する必要があります。

 貸金庫
  何を保管しているかを精査しましょう。
 その結果、金庫を契約する必要性が低いのであれば
 次回の更新時に解約をお勧めします。
 相続発生後の手続きで相続人にかかる負荷を少しでも
 軽減することを考慮すべきです。
 カードキーや暗証番号の記録を残しておくことも必要です。

 

【投資信託】

  金融資産の一環としてこちらも整理する必要があります。
 要は売却して利益を確定し現金化することで相続時の手続きを
 軽減することに繋がります。
 売却時に所得税などの納税も済ませていきます。
 
  有価証券の場合も同様で現在の保有銘柄と持ち株数を把握します。
 案外失念していた銘柄や株数を間違えているケースがありますので
 必ず確認が必要です。

  なかにはこれが趣味、生きがいというケースもありますが
 特に心身に違和感を感じたら速やかに取引の手仕舞、現金化を検討すべきです。

 

【保険】

 生命保険の場合
  まずは保険証券の確認で今どんな保険に入っているかを確認します。
 さらに保険内容を精査し、契約時に想定した受取人が今も適当かどうかを
 確認することも欠かせません。
  
  続いて保険の内容についても忘れずに目を通します。
 今の生活において適切な内容(掛け金と比べ)かどうか?
 既に過剰な保障内容=割高な保険料支払いになっている場合もありますから、
 検討する必要があります・証書の保管場所の確認も欠かせません。

 医療保険の場合
  これも保険料の負担と保障内容を比較検討します。
 今の生活で適当な内容なのかを検討し、場合によっては解約し、
 新しい内容の保険を新規契約することも視野に入れます。

 

【不動産】

 自宅の場合
  固定資産税納税通知書等の確認をすると共に
 その内容から最新の評価額を把握します。
 相続時の問題になるような場合(自宅以外に財産がない)は
 事前に相続方法について検討しましょう。
  場合によっては家族での協議も視野に入れます。

 その他の土地や家屋の場合
  郷里の土地や実家など、まずは現在の名義人が誰なのかを調べます。
 共有名義になっている場合は速やかに名義人同士で協議を図ります。
 所有権移転登記など、法的な手続きまでを完済させることです。

  また土地の評価額が課税対象に満たない場合がありますので
 納税通知書の有無だけ判断はせずに、市区町村役場で名寄帳での
 確認が必要です。

【その他】

 自家用車保有の場合
  自分の名義の場合は年齢と健康状態を鑑み、返納の検討も進めます。
 75歳で受けることになる認知機能試験が目安となるでしょう。

 趣味の品、骨とう品など
  市場での評価が偏るものの場合
 (レアなおもちゃ、有名作家の初版本など)は
 出来れば専門の鑑定家による評価を受け、正確な価格を把握します。
 確認を怠り友人に形見分けなどした後に高額な品と発覚した場合には
 贈与税対象となるので特に注意が必要です。

 各種のカード、会員登録
  会費の有無を確認すると共に、支払い方法(振込か引落しか)を確認します。
 例えば過去1年間の使用頻度から選別し不要なものを迅速に解約することも
 後に発生する手間を省くことになります。

 

【慌てず急がず確実に】

 何度も言いますが、
一度にすべてを片付けようとするとまず間違いなく中途挫折します。

 緊急度合いや自分の家庭の場合の優先順位をまず考えて
計画的な調査や判断をするように心がければ達成感も維持出来て
結果的にスムースに確実に遂行することに繋がるのです。

 リモートワークや外出自粛が続く今だからこそ、
この手の取り組みを余裕をもって始めるには好機かもしれません。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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