【今日のポイント】

 今回はコーヒーブレイク的な話です。

 時期も相談内容も全く別の2人の相談者の見事なまでの
退職後の人生の変化を紹介したいと思います。

 

 

【対照的な現役時代】

 それぞれ別の企業に勤めていた方で、
相談に来られた時期も異なりましたが、
そのキャラクターは見事に対照的なタイプでした。

 片方は非常に外交的でムードメーカーであり
リーダーシップもある人物でした。

 趣味もゴルフやスキーといったアウトトドア派で
食べ歩きも趣味の一つでよく仲間と会食もしていました。

 片やもう一人は見事なインドア派、
趣味は読書とパズル解きでおまけに下戸、
食も生きる為に食べるという無関心派で
仕事終わりに仲間と一杯という生活とも無縁でした。

 両者とも仕事には前向きで
職場では浮くこともなくチームの一員として
責任は果たしてきていました。

 

 

【リタイヤ後の明暗】

 この両者が定年退職後に見事なまでに明暗が分かれたのです。

 前者の方は定年後暫くは骨休めと、
趣味のアウトドアライフを満喫していたのですが、
ある日スキーの最中に転倒し、足を骨折しました。
骨折場所が悪かったためか完治まで1年近くかかり
その後も杖が手放せなくなったのです。

 この為、今まで楽しんできたアウトドアの行動は
諦めざるを得なくなったのです。

 また医者の指示もあったのでしょうが、
酒の席にも顔を出さなくなり、
その後は次第に友人との連絡も疎遠になったそうです。

 彼は現役時代から世間体や見栄を
強く意識するタイプだったようで
杖が手放せない今の姿を友人知人に見せたくない、
同情されたくないという意識が強くなり、
高校のクラス会や、会社の同期会等の連絡は来るものの
事故以降は1回も参加したことはないとのことでした。

 

 さて、後者のインドア派の方は
退職後は通勤という外出する動機が無くなった為、
さすがに終日インドアばかりの生活では拙いと思ったそうで
徒歩圏内にあったヨガ教室に通い始めたそうです。

 これなら一人でも出来るし、競い合うものでもない、
さらに教室ではひとりだけになることはなく、
何人か友人が出来たそうで、次第に教室がない日にも
外で会って世間話を愉しむようになったそうです。

 さらに今では定期的に土日には外で集まるようになり、
どういう訳かいつの間にかその集まりの世話役になってしまい
今では以前に増して毎日多忙な生活となったそうです。

 「おかげでさっぱり読書が進みません。」
という割には満面の笑みを浮かべていたのが印象的でした。

 

 

【この差はどこから?】

 共に、2人の友人らの声を聴いたところ
奇しくも答えは同じニュアンスでした。

「まさか、ああまで変わるとは思わなかった。」

 人は60才を過ぎても気の持ちようや考え方だけで
大きく変わることが出来るのです。

 前者の方の場合は、
会社員時代はいつも仲間の中で中心にいた、
話題の中心は常に自分だった。それが当たり前の日常でした。

 その為か、
異様に他人に弱みを見せることが怖くなったようです。
勝手にイメージが落ちる、友人が離れていくのではと
どんどん負の連鎖に嵌まってしまったのでした。

 これに比べ後者の方の場合は、
サラリーマン時代に出来なかった、
またはしていなかった生活をしてみようという
意欲があった為、自ら行動を起こせました。

 その結果、
ヨガ教室では幅広い年齢層と知り合いになれ、
自然発生的に気の合う仲間が集まるようになったのです。

 もともと人と群れることは好きではなかったようですが
かといって人間嫌いではなかったのです。
ただ世間体や惰性で付き合うような気はなかっただけと思います。

 この彼もまた、今はクラス会や同期会には顔を出していません。
ただその理由は前者の方とは全く異なり、今の仲間との交流に
時間を優先しているせいでした。

 彼曰く、最近の同期会やクラス会に出てもつまらなくなった、
いつも同じ話の繰り返しで、それも過去の思い出ばかり。
参加者の多くはこの集まりだけが唯一の外部との交流という有り様、
参加しても気が重くなるだけなので避けるようになったそうです。

 片や今までの自分のイメージに固執し、
片や今までとは違うライフスタイルに自ら飛び込む。

 今までのライフスタイルからすれば
真逆のタイプの人物が選択したのですから
人間とは分からないものです。

 

 

【どう変わるか、変われるかが大切】

 見事なまでの第二の人生の明暗ですが、
どちらも本人の選択によるものであることに間違いはありません。

 全盛時のイメージを壊したくない、
だから今の自分を晒したくないのも自分の決断、

 せっかくの人生の節目なのだからこれを機に
今までやらなかったことに挑戦するのも自分の選択です。

 この場で正解はこうだなどとは言う気はありません。

 

 かなり極端な事例を紹介しましたが、
貴方にとってはどちらの事例が参考になったでしょうか?

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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