【今日のポイント】

 自筆証書遺言の要件緩和で
財産目録をパソコンで作成出来るようになった、
幸か不幸か、このコロナ禍で自宅で作成する時間は十分にある…

 ついでにエンディングノートもパソコンでの作成を
チャレンジしてみようかといったシニア世代が増えているようです。

 さらに現時点では再就職や転職又は起業・独立の場合においても
最低限のパソコン操作、SNSの活用は無くてはならないスキルと
なっています。

 ですが、意外に多くのシニアには
根本的な課題をクリアで来ていないケースが見受けられました。
そしてその課題に関連して、思わぬ副業に発展するケースもありました。

 今日はこの話題について紹介したいと思います。

 

 

【在宅だから出来る事】

 現在の勤め先のお墨付きで在宅での副業が認められた!
この機会に自宅で出来る新しい仕事で起業を図る!

 今や通勤を伴う仕事が絶対という考えは過去のものとなり、
会社側も最小限の出勤で対応可能なような体制を是としています。

 片道1時間以上、一日2時間以上も拘束されていた通勤時間を
もっと有意義な時間として活用出来るようになったのです。

 この機会に前から興味のあった資格取得の勉強を始めたい。
 ブログやホームページを立ち上げて物販を始めて副業にしたい。

 あるいは、将来の再就職の為の各種の情報収集を徹底したい等々、
他人の目を気にすることもなく、ある程度自分の好きな時間に
行動が出来る状況が訪れたのです。

 


【思いがけない壁?】

 会社員時代も現職でも
私の周囲にはパソコンを使わない先輩連はいませんでした。
今では70代ならほぼパソコンやスマホは所有し、
最低限の取り扱いはマスターしているものと思っていましたが・・・

 肝心要のパソコンの操作方法、
あるいはインターネットの使い方に疎い方が
意外に多かったのです。

 具体的には、パソコンに関しては

・文章作成時のかな/漢字変換
・英大文字/小文字変換
・全角/半角の切り替え
・ダウンロードの方法
・コピペ、フォントの変換、絵文字、図形の使用
・画像添付や お気に入りへの保管

 さらには、
Word、Excel、PowerPointの3つを使いこなす。

 既にマスターしている方から見れば
当たり前過ぎる話と言えるでしょう。

 これらが出来てこそ、
~Wordで文書を作成し、それをメールに添付して送信する。
~エクセルの表計算で家計簿や収支報告を作成する。
~PowerPointでプレゼン企画書をまとめる。

 もはや自慢でもなく、
履歴書に特記する価値もないスキルと言えますが、
実態はそうでもないようでした。

 これ以外にも「エラー表示」の際の対処法や
トラブルの原因調査、フリーズした際の復旧等々。

 いきなりWebデザインやプログラミングの作成云々の
「玄人」レベルを求めているのではないのです。

 実はこの傾向は身近で何度も直面していました。

・確定申告の際の電子申告、e-Taxに対応出来ず、
 毎年税務署に出向いて指導を受けて申告書を作成している。
 かくいう私も、悪戦苦闘の末に何とか電子申告が出来るようになるまでは
 税務署で毎年教えを乞うて申請していました。

・私のブログ等でも多用していますが、引用した公的な資料にリンクを貼り、
「詳しくはリンクを貼ったのでこちらから参照して下さい」と紹介しても、
 その操作に難ありの方が個別の相談をされたこともありました。

 私自身、会社での仕事柄メールやExcel、Word等は使いこなせていましたが、
FacebookもTwitterも全く興味がなく、起業・独立の計画を構想中も
当初はブログもホームページも全く想定外の認識でした。

 専門家からの指摘を受けていなければ、
今でもFacebookやTwitterとは無縁でこのブログも存在しなかったでしょう。

 終活の場合でも、
第二の仕事探しの場合でも、
一定レベルのパソコンやネットに関する基礎知識と実技を体得していないと
いきなり出だしで躓く可能性は大でしょう。

 

 

【自分にとっては当たり前のことが…】

 おこがましいですが、私もここ数年の経験のおかげで、
最低限の基礎に限ればパソコン操作や各種ソフトの用途を
ド素人に対して説明や操作指導は出来るレベルにあると自負してます。

 同じように、
「自分にはこのジャンルについてはこの程度なら人に教える自信がある!」
というものがあれば、「基礎の基礎のレクチャー」がビジネスのきっかけに
なる可能性が出てきます。

 実際、パソコン未経験者の多くは
現時点では当然ながらネットは使っていませんし、
使いたいけどどうすればいいかもわからない
どこに聞けばいいかもわからない、
さらにはどのパソコンを買えばいいかが分からない…

 今更子や孫に教えを乞うのも恥ずかしいし、
下手に依頼すると使用目的を追求されるのではと、
変な想像もしてしまう。
 結果、一歩も進展がないまま時間が過ぎていく。

 如何にこういう潜在需要を掘り起こすか?
どうやって沈黙のユーザーを探り当てるかがポイントになります。

 

 次に一歩上を行って、ワードプレスなら使いこなせる、
使用方法の指導までも出来るのであれば、起業・独立に欠かせない
ホームページ作成の提案や指導での副業も可能になります。

 希望者にまずはワードプレスの使い方を始動し、
次にはホームページの試運転としてブログを作成し、
SNSデビューを後押しするなどでWebサイトの活用法を提案します。

 今ならYouTubeも必須アイテムでしょう。
これらを一括して個人のを対象とした指導、作成、管理が
行えれば、立派な副業が可能になると思います。

 私自身がSNS素人で起業してしまった為、
ほぼ1年半にわたって専門家の指導を受けて今に至りました。

 未だにホームページは作成せず、Wordpressでのブログだけで
集客やメディアからの記事依頼などに十分な成果を挙げてます。

 最初は何よりも認知度を高めること。
次に自分のところに依頼するような集客策を提案する。
取り扱うジャンルを少しづつ拡げていく。

 私はまだ実践していませんが、
その次の段階では「アフィリエイト広告表示」などで
新たな収益を図る段階へとステップアップも可能なのです。 

 恐らくSNSデビューを果たしていなければ
2年たたずに廃業、転職か再就職に血眼になっていたでしょう。

 

 このように自分にとっては出来て当たり前のスキルや
知っていて当然のノウハウも、他人にとっては
得難いサービスになるかもしれないのです。

 ただ、問題は当然あります。

 如何に自分の存在を認知してもらうか?
その為の積極的な営業力は当然ながら、
「お金を払っても知りたい、出来るようになりたい」
というサービスを提供出来る企画力が必須です。

 

 一見するとニッチな市場であっても
そこにニーズがあれば、少なくともビジネスの可能性は出てきます。

 一つの例えになりますが、
きっかけとしては、毎年自筆で書いてきた年賀状も
歳を重ねるにつれ次第に負担に。
 パソコンを使って年賀状の住所からデザイン、あいさつ文等が
自在に出来れば相当楽になる。

 このきっかけ以外でも、遺言書を書いてみたい、
練習台としてパソコンで練習をしたい、あるいは
改正民法で自筆でなくてもいいとされた財産目録を
パソコンで作成したいというニーズも埋もれています。

 場合によっては先の年賀状作成指導から
財産目録の作成相談、さらには遺言書の作成自体の
相談や相続手続きの依頼にまで進展するのです。

 この事例は私自身が経験した事例ですので
机上の空論ではありません、念の為。

 

 もうすぐ年末年始の休暇に入ります。
この時間を利用して自分にとって当たり前のことが
世間全般でも当たり前のことなのかを精査してみては如何でしょうか?

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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