【今日のポイント】

 大学の入試シーズンである2月。
大学を目指す者がいれば、その大学からは
早くも就職活動を始める者の話題も並行して
耳に入ってきます。

 我々が学生時代だった40年前と比べて
何がどう変わってきたかをざっと調べてみました。

 そして就職活動前倒しの傾向とは
第二の就職活動となるシニアの再就職時にも
共通するという事実についても紹介します。

 

【学生の就職活動】

 我々の大学時代は
インターネットなど影も形もなく、
就職協定なるものはまだ辛うじて機能して為
会社情報の収集は専ら3~4月ころに
山のように届く各社の就職関係の雑誌だけでした。

 会社訪問は秋に解禁であり、それまでは
サークルの先輩や伝手を頼っての訪問が
唯一の生の情報収集の方法でした。

 いろいろ雑誌を見て考えた末、
確固たる信念もないままに複数の企業を
ピックアップして、訪問計画を立てました。

 ~初日の会社説明会には何社回ろう?
 ~この空き時間に説明会をやっている会社はどこか?
 ~電車の乗り継ぎルートに無駄はないか?

 私は寮生活をしていましたから、
同じ4年生のメンツと毎晩のように
雑誌記事を前にしてああでもないこうでもないと
愚にもつかない与太話を続けていました。

 仲間の中には1~3年生はアルバイトが主体、
就職のしの字も口にすることはなく、
4年生になっても夏まではバイト優先といった
強者もいました。

 それが、今では3年の春には内定?
といったケースも少なくないと聞きました。

 1年も前倒しで就職戦線に臨むのが
平成から令和にかけての就職環境なのだそうです。

 

【社会人の就職活動】

 さて、上記のような前倒しの傾向は
社会人の就職活動の際も同じと言えます。

 今迄はいったん就職が叶えば、
殆どの方は60歳定年直前までは毎日の業務に
専念することが当たり前でした。

 それが今では定年直前どころか、
50代、いや40代で次の進路(仕事先)を
自分で探すという時代になっています。

 まさに、大学3年の春に就職先を
検討し、志望企業を決めるのと
変わらない環境と言えるでしょう。

 私の学生時代の記憶では、
365日勉強一筋で成績は優秀だったものの
人付き合いが最低でコミュニケーション力に
欠けていたタイプ、
 大学合格がゴールで、その後は反動で?
サークル活動やコンパの為のキャンパスライフを
続けていたタイプ、

 共に就職内定の話を聞くことはなく、
卒業時には音信不通になったのでした。

 この傾向は再就職の場合でも
見事なまでに似通っています。

 滅私奉公タイプで
仕事は出来るものの、
仕事以外の人脈が社内にもほぼ皆無で、
社外に仕事以外でのつきあいのある
存在もいないようなタイプ、

 組織に馴染めず、馴染もうともせずに
個人プレーで実績を挙げてきたような
一匹オオカミ、自由人といったタイプ、

 このようなタイプの再就職も
非常に厳しい結果となっています。

 加えて、(指示待ちタイプの)
優等生的なタイプも同様に芳しい結果は
得られていないようです。

 学生時代の就職活動では
土壇場になると「内定くれる会社ならどこでもいい!」
となってしまい、
 社会人時代の「再」就職活動になると
同様に「採用してくれるならどこでもいい!」

 といった状況に陥ることになります。

まさに、失敗に至る同じ轍を踏むことになります。

 

【二度目の就職活動】

 冒頭に書いたように私自身、確固たる信念で
前の会社への就職を目指したわけではありません。
そんな奴に今更偉そうに言われたくない!は
当然のことと思います。

 ですが、50才を過ぎての再就職・転職活動は
学生時代と同じ、いやそれ以上に事前準備の
有無が明暗を分けると言っていいでしょう。

 今も昔も、
「この会社に入りたい!」だけでなく、
「この会社のこの部門で働きたい!」
「その為の資質は自分にあると確信出来る」
「それは具体的にこういった点だと主張できる」
といった具体的な就職先で具体的にやりたいことを
絞り込んだ方は、漠然とした志望動機の学生より
内定率は高く出ています。

 まさに、シニアの会社訪問も同様なのです!

 卒業してから会社訪問する学生はいませんが、
定年退職してから漫然とハローワークに足を運ぶ
ケースは決して少なくはないのです。

 早期内定を勝ち取った学生は
早期に準備を開始し、自分の適性を認識して
会社訪問に臨んできたのです・

 大卒で入社したなら、
約40年の会社人生の中で
今や定年10年前の50代でも覚束なく、
40代から備えを始めなくては
いけなくなってきたのです。

 いい結果を期待するなら、
早めの準備をすることというのは
年代を問わず共通する鉄則です。

 

 人生の折り返し地点ともいえる50代で
学生時代と同じ轍を踏んで失敗を繰り返すことは
絶対に避けたいものですね。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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