【今日のポイント】

 何と言ってもタイトルにある通り、
今や早期退職勧奨~リストラの矛先は
50代を突き抜けて、、40代半ばだそうです!!

 なぜ第二の仕事について備える時期は
年々前倒しになるのでしょう?

 

 

【今のリストラはニュータイプ?】

 さて、ひとくちにリストラと言っても、
従来のリストラとは様相が違ってきているようです。

 まず東京商工リサーチの調査によると
昨年の1~11月の11か月間でありますが、
上場企業における早期退職勧奨による退職者は
1万人を突破したとありました。

 さらにこの中の多くの企業は「黒字」であり
業績不振による経費削減=リストラという
従来の図式ではない別の事態が発生しているのです。

 政府が主導している70歳定年
企業にとっては固定費(人件費)負担の
無視出来ない増大リスクに繋がります。

 さらに企業側の方向性として、
ただやみくもに頭数を減らすのではなく
専門知識や技術を有する人材に対しては
積極的に中途採用の強化を始めています。

 単純に人員のスリム化を図るのではなく、
切るのと同時に新たな血を入れると言った
人員構成の見直しで組織を筋肉体質へ変える
これが今の時代のリストラとなってきたのです。

 

 昨年の早期退職の中身としては
希望退職者の募集というスタンスが主でしたが
今後は一定の年齢以上といった一律の基準
早期退職勧奨を促す傾向が強まるのは
避けられないようです。

 その分岐点とも言える年齢が
「45歳」まで引き下がっているのです!

 

 

【分岐点は 40代!?】

 当然の話ではありますが、
40歳以下、又は40歳前半の人材であれば
転職先(募集先)も比較的豊富で、
多岐にわたる業種からの募集が期待出来る
といえるのですが、
一定の年齢を超えた場合
一気に求職(転職・再就職)市場は供給過多と化し
競合は激化し、その分市場価値は相対的に低下します。

 時間の経過はこの傾向をさらに推し進める為、
再就職や転職のハードルは年齢を追うごとに高く、
入口は狭き門となるのです。

 

 そして、今やこの傾向は不景気な業界だけでなく、
業績好調、絶好調な業界でも共通しており、
「業績が好調で体力がある今のうちにこそ」
積極的に人員構成の見直しを図るといった
これまでにない構造変化が生じていると思われます。

 

 例えば40歳の時点で

今の会社で、
将来の自分のキャリアに
自信がない、持てない

のであれば、

 今後に向けての対策を考えるのは当然のことですね。

 自分自身では気付きにくいのですが、

思考や行動、その慣習は固定化していないか?
外部から変化を求められていないか?
進んで変化に対応しようというモチベーションはあるか?

 を顧みて下さい。

 具体的には
ニュースの話題でリストラの情報を知った
社内外で先輩や友人がリストラに遭った
といった身近な情報に接した時に

自分(又は自分の職場)だけは大丈夫
今回の募集は(自分が対象でないから)大丈夫
(なんとなく)まだ大丈夫(だろう…)

 というように、まさに他人事として、
根拠のない楽観的な判断をしていないでしょうか?

 

 これは判断ではなく、現実逃避であり
単なる問題の先送りでしかありません。

 このような状態を繰り返した挙句に、
何の考えもないまま45歳を迎えると
当然の結果として変化への対応は出遅れ、
仮に変化を認識できたとしても、
具体的な行動で対応することが困難になってきます。

 それはリスク要因だけが
年々増大しているという意味なのです。

 

 

【40代で何をするか?】

 それはいやだ! そんなこと認められない!
と少しでも危機感を感じるのであれば、
今自分が持っている固定観念や過去の慣習、常識を
いったん捨て去ることから始めなくてはいけません。

 固定観念とは思い込みや決めつけとも言えます。
無論、過去から現在における仕事の経験から得た
ノウハウやスキルから得た固定観念もあり、
それ相当の裏付けがあると反論するかもしれません。

 特に多いのは、成功体験から来る
ノウハウや仕事の進め方等です。
 
 特に画期的な成功や、華々しい実績を
挙げた仕事の進め方やスキルについては
修正や見直しを認めない「金科玉条」
としがちです。

 ですが、客観的に成功要因を見直すと
どうでしょうか?

 たまたま時代の流れ、求めにマッチしていたから、
 たまたま業界自体が右肩上がりだったから
 たまたま競合が皆無に近い市場だったから

 等など、客観的に分析をすることで
極論ですが「自分でなくても成功したのでは?」
「誰がやってもうまくいったのでは?」という
結論に達するかもしれません。

 

 いや違う、
自分だから成功したんだ!
というならば客観的な事実を
抽出してみて下さい。

 本当にそのような差別化可能な
ノウハウやスキルを持っているのであれば、
今度は今迄とは異なる業種や業界で
その強みが発揮できるかどうかを
検討してみましょう。

 業種や業界に関係なく通じるものと
判断出来たならば、次はその能力を
今の仕事以外のどの仕事で発揮してみたいかを
検討しましょう。

 多くの相談者の方はこの段階で曖昧な回答を始めます。

~ 今の仕事一筋で来たのでそういう選択は考えてません!
~ 命じられた仕事なら何でもします、贅沢は言いません!?
~ 私の履歴からどんな仕事が適しているでしょうか??
~ それが分からないから、相談に来ました…

 以上のような答えになっていない答えが少なくないのですが、
これはこれで致し方ないことです。

 今まで一度もこういった考え方を経験していないのですから
いきなり問われて具体的な回答が出来る方が「異常」ですし
そういう方は最初から私に相談に来ないでしょう(笑)

 

 理想なのは、40代初期のうちに
このような自己否定と自己肯定の自問自答を反復することで
自分自身による「定期的な棚卸」を始める事なのです。

 今の仕事の分野での経験値、相性の良さには
自信があるのであれば、まず今まで未経験の分野の仕事で
経験が活かせるかどうかを検討する事から始める事です。

 自分でも気づかなかった異分野の仕事との相性が
非常に高かったというケースは少なくありません。

 特に大企業に勤めている場合、
当然のことではありますが、
上司や、部門から与えられた目標を
いつまでに遂行するという
「他人の期待値」ありきの仕事に従事します。

 テーマと期待値と制限時間を
予め決められた仕事を遂行することに
慣れすぎている傾向は否定出来ません。

 自分の意思で自分の適性を
どういった分野でどう活かすかを決める。
少なくとも第二の仕事の選択の際には
あくまでも主導権は自分が持っているべきなのです。

 

 今までの企業規模から考えたら
この程度の会社でないと格好がつかない…

 せめてもう少し知名度のある会社に
再就職、転職したい(世間体が気になって…)

 最低限役職、管理職でないと…

 最低限600万の年収でないと…

 
 気持ちは分からないでもないのですが、
このような理由で仕事探しをすることは
どうみても主導的とは言えませんね。

 詳細は省きますが、
上記の中で唯一具体的で説得力がありそうに見える
年収の条件についても疑問が残ります。

 今の年齢で、これからの家族構成で
本当にその年収額でなければ生活が成り立たないのか?

 具体的な生活の見直しをしていたケースは、
残念ながらほとんどありませんでした。

 

 未経験の業種にアプローチしましょう?!
と言われても、ではどうすればいいのか…?

 これもいきなり本番では躊躇するのは当たり前で、
事前に経験をすることが大切です。

 例えば週末だけの副業を始めてみる、
業務に支障ない範囲での兼業体験をする等
安定収入のある勤め人の時にこそ、
余裕のある「お試し期間」が存在するのです。

 やはり、土壇場になってから、
または退職してからでは
圧倒的に時間も機会も少なくなるのです。

 

 

【時間はますます前倒しに??】

 私自身が早期退職してからほぼ10年が経過しました。

 当時は「60才前に考える」
第二の人生でまだ間に合ったのです。

 それがたった10年で
「45才前に考えなくてはいけない」
第二の人生となってしまい、
タイムリミットは15年の前倒しとなりました。

 

 でもこれで(45才で)止まる保証はどこにもありません。
これから40代を迎える方々は、シビアな話になりますが、
45才からの第二の人生どころか、70才からの第三の人生までを
見据えたライフプランが必要になるのも遠くないかもしれません。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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