【今日のポイント】

 シニアとは何歳からを指すのか?
ここからがシニア!といった規定はありませんが、
シニア世代と規定されると、いろいろな制約が発生する事、
ご存知でしたか?

 今回は身近な事例で調べたものの中から
注意すべきと思われる項目について紹介していきます。

 

【賃貸物件への入居の場合】

 ケースとしては
今も賃貸住まいで何らかの事情で今の住まいを
退去することになり、新たな賃貸物件を探すケースです。

 長年住んできた持ち家を売却し
アクセスが良く生活環境のいい都心の駅近に
賃貸暮らしをしたいというようなケースも該当します。

 どちらの場合でも現状では、
70歳以上で新たな入居が叶うケースは
非常に少なくなるという点
です。

 特に厳しいのは、
私のような「おひとり様の場合」
孤独死~放置死のリスクが避けられません。

物件の価値を損なうリスクをあえて負いたくない。
これはこれで立場を変えれば当然の不安要因です。

 中には、
近隣に親族や子供が居住していれば、
更に定期的な見守りを確約してくれれば、

 70歳以上でも入居契約を可とするケースも
あるようです。

 この場合おひとり様には、
手前味噌になりますが、
士業による「見守り契約」の締結が
一つの解決策になるのではと思います。

 

【各種のローン契約の場合】

 今度は持ち家の場合でのケースですが、
自宅の改築やリフォームを考えて、
金融機関にローンを申し込んだ場合でも、
加えて年金収入やアルバイトなどの
定期収入があったとしても、
70歳以上の場合はローンが通らない!
と言うケースは少なくないようです。

 自動車ローンについても、
銀行のマイカーローンの多くは
対象者を65歳以下に制限しているようです。

 

 ローンが使えなければ
残る手段は「現金対応」という
今の時勢からすれば「後退」するような
対応しか認められないということになります。

 これではますます
「タンス預金の促進」になってしまいますね?

 

【ATM、振込等】

 さすがにまだ事例は少ないですが、
りそな銀行では70歳以上の場合は
1日に可能な出金や振り込み額が10万円以下
制限がかけられるようです。

 また窓口での依頼の場合も
認知症の疑いや詐欺行為による誘導の疑いなど
いろいろと確認案件が増加しており、
手続が煩雑になるようです。

 これに対しては
これからシニアに突入する世代であれば
パソコンの使用には慣れている方が多いため
ネットバンキングを駆使すればある程度
自宅でのやり取りで対応は可能になるでしょう。

 

【ペットの場合】

 長年家族として生きてきたペットに先立たれた。
ペットロスに耐え切れずに、新たにペットを飼おうとしても
NPO法人等では「ペットの後見人が確認出来ない場合」
申し出を断るケースがあります。
 
 高齢になった飼い主が先立ってしまえば
更に飼い主がおひとり様であれば、
遺されたペットは悲惨な運命を迎える事を思えば、
これも致し方ないことなのでしょう。

 

【補足】

 ここに挙げた以外にも
自動車免許の返納を家族から懇願されるケースも
腕に自信のあるシニアにとっては悩むところです。

 運転は出来なくなる代わりに、バスを始めとする
公共交通機関やタクシー利用の際の便宜など、
ある程度の特典は付与されます。

 他にもいろいろな業種でシニア割引、特典が
用意はされていますが、多くの場合あまりその特典を
ありがたく思うというケースは見受けられません。

 免許の問題については
まだ別の機会に紹介する予定ですが、
今迄普通に出来ていたこと、認められてきたことが
ある年齢から一刀両断に断られる、介添えを求められる等、
一般社会でのスタンスが大きく変えられる(変わるのではなく)
ことそれ自体が悩みや不満の一因と言えます。

 国は70歳まで現役の労働力とする方向ですが、
上記のような制約はその流れと矛盾するものになりつつあります。

 私の周囲にも80歳を超えて現役世代顔負けのタフネスぶりで
仕事に従事する方は片手では足りませんし、この逆にまだ50代で
老成しきったような活力を失った方は十指に余ります。

 単純に年齢での一斉線引きではなく、
個々の状況によっての柔軟な対応が
今後は特に求められていくのではないでしょうか?

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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