【今日のポイント】

 年金だけでは生活出来ない
身体が動くうちは働いて収入を得たい。

 そこで考えなくてはいけないことが
年金満額支給と給与収入との兼ね合いです。

 平成最後のブログでは、
この連休中に考えて欲しい
第二の人生に向けてのマネープラン。

この問題について採り上げてみました。

【年金の減額とは?】

  多くの場合、
定年退職後の働き方を考えた時に
年金と自分の稼ぎのダブルの収入で
従来の収入に近い額を目指したい。
という方は少なくありません。

 当然の考えではありますが、
注意すべきは、「働きすぎ=高収入」になると
高い月収によって年金支給額が減額される点です。

 この「仕組み」自体は概ね理解されているようですが
実際にはそう単純なものではありません。

 

 例えば、再就職でフルタイムの正社員になり、
現役時代には及ばないもののそれなりの月収を
確保できたとしても年金はその額に応じて減額されます。

 働きながら受給する場合の「在職老齢年金」
64歳までは「月給+厚生年金」が28万円を超えると
超過分の1/2が支給年金額から減額されるのです。

 例えば月給と年金の合計で月40万円の収入の場合、
28万円を12万円オーバーしてますからその半額に当たる
6万円が年金から減額されるのです。

 月給の金額によっては
年金支給額と減額分がちょうど相殺になり、
その結果、月給(分)しか残らない!
という笑えないケースもあり得るのです。

 であるなら、
却って週3日などのパートタイムで働き
月給は20万円前後の条件であれば、
年金支給額が8万円までなら満額支給で
合計28万円を受け取れます。

 さらにパートタイムでの給与が
60歳時点の給与と比べて
75%未満だった場合には
「高年齢雇用継続基本給付金」
別途加算されるのです!

 上記にあるパートの給与20万円が
現役時代の最後の給与額の75%未満であれば
20万円×15%で3万円が加算されます。

そうなると合計では31万円になるのです。

 先のフルタイム勤務の例では
6万円の減額で実質は34万円…

 片や週5,6日のフルタイムの勤務
片や週3日のパートタイム勤務なのに
収入差は3万円にしかならないのです。

 この点は個々の考え方によって
見方が変わるでしょうが、
現役時代同様バリバリ働きたい、
仕事以外にやることがないというのであれば
年金が減額、又は全額カットであっても
前者を選択するでしょう。

 おカネの問題だけでなく
働き甲斐、仕事に生きがいを見出すのも
個人の価値観の問題ですから。

 ただ、この「逆転現象」は期限付きです。

 65才以降になると
先の28万円の枠は外れるので、
働きの部分と年金も満額の支給となります。

 さらに
「高年齢雇用継続基本給付金」は
64歳までの支給ですので
65歳以降は一気に収入面で逆転となるのです。

 

【年金額改定通知書】

 これは毎年6月に「年金振込通知書」と
同封されて通知される資料です。

 この中の「厚生年金保険」欄にある
支給停止額の欄を見て下さい。

 ここに金額が記載されていた場合には、
先の条件に抵触しているために
記載額が年金から減額されている
という事が分かります。

 64歳までの年金減額を避けたい、
もしくは最小限に留めたい。

 こう考えるのであれば、
64才までは悠々自適なパートタイムで
65才以降は正社員でフルタイムで働く?
~65才以降にフルタイムで働ける機会はかなり厳しい?

 人生は100年時代!
65才以降の生活をを見据えて
最初からフルタイム勤務を選択する。
~当然ながら64歳迄大幅な年金カットを覚悟する?

 

 このようにどちらを選択しても、
メリット・デメリットがあります。

 定年を前にした世代、
早期退職して転職を目指す世代
共に、第二の人生でのマネープランを
今のうちから想定しておく必要があること、
お分かり頂けたでしょうか?

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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