【今日のポイント】

 2月後半にかけて
実際のシニア世代前後から受けた
第二の仕事に関する相談事例からの
記事を続けてきました。

 2月最終の投稿となる今回も
特に60才前後の相談者に見受けられた
対照的な特徴について紹介したいと思います。

 

【明日をどう捉えている?】 

 私自身の病気の為、
昨年後半は休業する羽目となりましたが、
秋口にかけて急激にシニア世代からの連絡が
目立ってきたのです。

 もし、健全な体調であれば、
年末にかけてもっと多くの事例と
向き合うことが出来たのですが・・・

既に定年を迎え、新たな仕事に就いた方、
来年春(当時からみて)に定年を迎える方、
まだ定年まで余裕のある方など等、です。

 相談内容としては
 ~会社が業績不振で何時リストラされるか不安です。
 ~転職(再就職)はしたのですがしっくりきていません。
 ~店を始めて1年ですが赤字続きです。

 これからどうしたらいいでしょうか?

 いろいろな言い回し(釈明?)ではありますが
結局は上記のひと言に集約されます。

 雇用延長を選択して問題先送りがいいのか?
 再就職の為の備えに集中すべきなのか?
 在職中(現役)の今から転職を考えるべきか?
 やはり、起業・独立を目指すべきか?

 以前のブログでも書いていますが、
残念ながら60才前後のシニア世代になれば、
第二の仕事の選択肢は、そうは多くありません。

 よりシビアな見方をすれば
「最適な選択の機会は一度限り」
と腹をくくる必要があると思えます。

 ある意味人生最大の分岐点を迎える時、
闘争の姿勢をとるか、逃走に奔るか?

 殆どの相談者はほぼ確実にこのどちらかの
表情が見え隠れしています。

 より簡単な言葉で表しますと
「明日/将来」をどう捉えているかの違いです。

 

【明日が来る、明日があるから?】

 今日と同じ明日が来る

 ~だから楽しい、だから安心だ
 こう思う方がいれば、

 ~また苦しい一日の繰り返しか…
 こう嘆息する方もいました。

 
 同様に、
 明日は今日とは違う日になる

 ~だからまた頑張れる
 ~だからまだ諦めない
 ~だから明日は今日(の自分)より
 絶対にいい日になる
(この一節は歌の歌詞にありましたね)

 といったように前向きに考えるでしょうか?

 ~明日はもっと悪くなるのでは?
 ~そもそも今日と違う明日は来るのか?

 このような悲観的な捉え方になるでしょうか?

 
 例えば、
仕事の問題で同じように悩み、
壁に直面している場合でも、
明日をどう捉えているかで
一言で言えばその人から生じる生気(精気)
には天と地の差が出ています。

 
 明日は誰にでも訪れます。
ですが、自分が思うような明日を
迎えるための準備期間は、
歳を重ねるごとに限られていくのです。

 

【限られた時間の中で】

 冒頭に紹介した相談の中で
来年は定年という方の場合、
私からは上記の考えの有無を質しました。
 
 厳しい言い方でしたが、
「今の会社内、貴方がいないと
仕事は回らないでしょうあ?
自分がいなくても仕事は回るのであれば
これからは自分の為に時間を使う事、
優先できませんか?」

「そうして得られた時間を使って
これからの仕事の選択を熟考してみましょう。」

 その結果が
「もう今までの会社勤め最優先から、
転職・再就職対策優先の考えにシフトしよう。」

「給料を貰っているうちに、
人脈を洗い出そう、見直そう。」

「有休を最大限使って
転職・起業準備を進めよう。」 
等と言ったものであっても

「後1年の会社人生だが、
やはり会社人生を全うすることに専念しよう。」

「雇用延長、再雇用されるよう各所に働きかけよう。」
といったものでも構いません。

 大切な事は「ぶれない姿勢」を確保することです。

 これは逆な言い方をすれば、

 他人の意見や成功例、一過性のトレンドに
依存するような軸足のない生き方、
自分の覚悟無き選択だけは避ける。

 ことに他なりません!

 

【終わりに】

 何時肩たたきを受けるか?
いつ会社更生法の申請をするのか?
そういう事態になったら
自分はどうなるのだろう?
不安で仕方ないが、
とりあえず目の前の仕事を
こなすことで今日を過ごす。

 何かをしなくては!
もう(自分に残された)時間に
余裕はないのではないか?
失敗しない為にじっくり考えよう
(でも)それを何時から始めたらいいものか?

 せっかくある程度正確に
現状を認識されていても、
その次の一歩がなければ
明日は今日と同じことの繰り返しで
とりあえずの変化のなさに安堵しつつ
不安感や焦燥感は確実に深く濃くなる。

 既に起業したものの、
思うような実績を上げられない場合も
同様です。

 手をこまねいているだけの
毎日であれば
同じ明日しか見えてきませんから、
ネガティブな時間を
繰り返すだけになります。

 
冒頭に書いた
「これからどうしたら?」
を考える際には、

一例ですが、

何を    ~こういった仕事に就きたい
いつまでに ~少なくとも年内には
どこまで  ~今の年収の7掛けまでなら

等といった具体的な設定をすることです。

 その為に、
今月は何をすべきか→希望する会社を絞り込む
今週内に何をすべきか→求人資料を網羅する
今日何をすべきか→都内のハローワークに行く

等のような細分化した目標(ノルマ)を設けます。

 

 どうも想定したような結果が
ついてこないのであれば、目標に
誤りがあるのではとか、
進め方が甘いのではと
セルフチェックも可能になります。

~このやり方は明日までで、
明後日からはやり方を変えよう。

~~明日も成果が出なかったら
これ以上この分野に固執するのは止めよう。

 
 問題意識と現状把握、それに対する改善策

を考える日々は
必ず今の自分より半歩、一歩先の
前進に繋がります。

 そういう中で、判断に迷うことは
当然出てくるでしょう。

 問題の解決に向けた方針が
適当なものかを判断してもらいたい。

 これが、相談となります。

 あくまでも、
相談者自身の考え、想いありきで
相談は成り立つと考えています。

 私の力不足を曝け出すようですが、
当事者本人が
こうありたいという明日を
思い描いていないのに、
第三者である私が
的確なアドバイスをすることは
難しいのです。

 

 

 さて、ここまで連続して
シニアの仕事に関するテーマで
ブログを書き綴ってきました。

 3月からは、
もう一つの本業に立ち戻りまして
相続業務からの話題を始めたいと思います。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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