【今日のポイント】

 開業当初は全く考えていなかった
転職や起業の相談を主業務としてからかなりの年数が過ぎました。

 おかげさまで
数多くの方々からの相談を受け、面談を重ねてきましたが、
その経験から人の本質はこんなところで見え隠れするんだ
という事を学びました。

 今日は、面談の中で私が感じ取った
当人も気付いていない(だろう)本質が
こんなところに見えてくるという話を
したいと思います。

 あくまでも拙い経験からの個人的見解ですので
その前提の上で目を通して頂ければ幸いです。

 

【本質はここに出る~見た目】

 まず目につくのは、姿勢です。
身長の高さには関係なく、猫背の場合は
ほぼ会話のスタートは「愚痴」「自虐」からでした。

~こんな私の為に貴重なお時間を割いて頂き…
~本来こういう場所に来るつもりではなかったんですが…

 こういう切り出し方をする場合は、
以下に挙げたような特徴が続きます。

 会話を始めるとその口調から、
現在のメンタルの強さや弱さが垣間見えます。
声の大きさや張りの有無でもどういう心境なのか
ある程度は感じ取れるのです。

 面談中の目つきに出るのは性格や本音です。 
睨むような目つき、焦点が定まらない目線、
常に伏し目がちな目つき等々、まさに
「目は口ほどに」というものそのものです。

 髪や爪、または衣服や靴で分かるのは 
清潔感、美意識が判断できます。

 (相談という)初対面の場に出向くのに
髪がボサボサであったり、爪が長い、汚い。
薄汚れた衣服、かかとの潰れた靴などで
出向くという時点で清潔感や美意識に加え
生活態度も垣間見えてきます。

 肌、特に顔色で分かるのは 
今抱えているストレスの有無や強弱
が見えてきます。

 色白、色黒という色ではなく
艶のない、張りのない、生気のない
と言った類の顔色という意味です。

 「たかが相談に行くだけなんだから
そこまで気を遣う事もなかろう。」

それならいいのですが、こういう方は
転職志望先の面談時にもここにあるような
サイン(本音)を露呈しているのでは
気にかかるところです。

 

【本質はここに出る~行動】

 次に、面談を開始し
言葉のやり取りを交わす中で
現れてくるのは以下のような特徴です。

〇話がくどい、結論が無い
 一言で言えば、相談ではなく
愚痴を聞いて欲しい?
自分の考えに同意(「承認)が欲しい。
というものにしか聞こえてきません。

 ことさらに会社側の非を(真実は不明ですが)
繰り返したり、自分の非が無いことを繰り返す。
 
 だからどうしたい、どうしたいので何をすべきか?
こういった次ステップに関する会話には行き着かないのです。

〇目線を合わさない、泳ぐ
 先にも書いた特徴ですが、これでは「熱意も本気度も」
相手に通じる事はありません。

〇聞かれもしない話を続ける
 ほぼ自分の身の上話や自慢話です。
相槌を求めたり、それに比べて今の境遇はという
話を延々と続けるパターンです。

 最悪なのは会社や上司、同僚や後輩の
批判、非難、中傷の類です。

 この場合も理解や同情、共感を求めたい
という本音が透けて見えてきます。

 次に、私との面談時には見えてこなかった
その人の「本音・本質」も場所を変えてみると
あっさり露見するものがあります。

〇何気ない仕草で分かるのは 本音
 相談が終了して事務所を出る際に

「おかげさまで参考になりました。」
「いろいろ貴重なアドバイスありがとうございました。」
と言っていると同時に貧乏ゆすりをしている。

 笑みを浮かべているのに目は笑っていない。

 眉間のしわが消えていない。

 概ね、自分の求める答えを貰えなかった不平不満が
こういう形で出現しているのです。

  営業関係の仕事でこちらの言い分が得意先に
届かなかった場合の退席の際にこのような仕草から
本音(不平譜面)を相手に見透かされていたら?

 その後もこの方が担当である間は
商談がうまくいくことはまずないでしょう。

〇食事の仕方で分かるのは 気配りや生活感
 論外なのは犬食いや音を立てての食事ですが,
各自が取り分けて食べるような料理全体に
断りなく勝手にソースや調味料をかけてしまう。
自分の好みの品を人数分注文するという行為。

 従業員に横柄な態度で接する。 命令口調。
全体のペースにお構いなしで早食いする、または
おしゃべり優先で料理が進まない。

 二度とこの人と同じテーブルに着くことは
ないと確信させる行為であることに気付いていないのです。

 得意先との商談や宴席の場でこのような失態を見せていては
先と同じく商談の致命傷になることは避けられないでしょうし、
転職先で同僚になったメンバーの受ける第一印象にも
かなりのマイナスイメージが加わることは当然です。

 
〇立場の弱い相手への対応で分かるのは 人間性
 上記にも書いてますが、販売店や飲食店のスタッフや
協力会社や子会社という立場との方とのやりとりで
その人の本質=人間性が分かります。
 
 こんな人を部下にしたら、
 こんな人を管理職で採用したら…

 百害あって一利なしです。

 ここまで紹介してきた「本音」は
今後転職や、起業を目指す場合に強く意識すべきものと思います。

 例えば、起業の際に融資が必須となった場合、
その相談時にここまで紹介してきたような見た目、行動を
繰り返せば、挫折を味わうのはかなりの確率になるでしょう。

 ハローワーク等の窓口での相談でも
ベテランの係員でしたら容易に見破ります。
そうなれば、紹介するにも慎重にならざるを得ないでしょう。

 

【誤解される本質?】

 さて、最後に紹介する事例は表現の仕方によっては
誤った本質という認識をされてしまう危険性があるものです。

〇誤った方向の激情型姿勢

 転職や再就職の活動の際に、熱意が強すぎて
却って悲壮感が漂うようなケースです。

 ~御社で働くことが(私の)夢でした!
 ~御社でサラリーマン人生を終えたい
 ~この会社に骨を埋める覚悟です!

 その意気や良し、
ではありますがこれが過ぎると
最後は激情の吐露だけになり、
「ひたすらお縋りする」という態になるのです。

 名目だけあっても、
自分と会社は対等という意識・矜持は持ち続けるべし
というのが私の持論なのからかもしれませんが、
熱意も表現方法を間違えると「卑屈」な姿勢に映ります。

 御社のやり方に盲従します
決してロイヤリティの高さ、
熱意、殺し文句とはならないのです。

 特に転職を受け入れる会社の多くは
「今とは違う視点」「外からの異なる意見」
取り入れたいという想いが少なからずあります。

 全て御社の色に染まりますでは、却って逆効果なのです。

〇部下に対する姿勢

 パワハラ、セクハラは言うまでもないことですが、
以下のような場合に問題発生のリスクがあります。

 例えば自分は指導力に自身があるというケース。

 以前の会社での部下の指導が高評価であった場合、
その成功事例の呪縛から逃れられないケースというのはままあります。

 成功の裏には、会社の方針との合致、部下の資質や相性、
時代背景、会社風土、業績状況などと言った総合的・包括的な判断を
必要とする案件があります。

 似たような事例では一世を風靡した販促策や、宣伝、新製品に
最後まで拘ってしまい時代の変遷についていけなくなるケースです。

 もう一つ、
部下に必要以上に干渉しているケースがあります。

 本人としては、自分の経歴、ノウハウのすべてを注ぎ込んで
手取り足取りの熱血指導をしているケースです。

 この場合も
部下との相性やタイプを見極めないままに突っ走ることから
下手をすると「自分の成功譚を押し付けているだけ」
「自分は職務を果たしているという自己アピール=保身」と判断され
人事考課では想定外の評価を下されるという事にもなり兼ねません!

【終わりに】

 仕事と恋愛を同じ土俵で語る気はないのですが、
自分が行きたい会社、就きたい役職に必要以上に固執すると
偽りの自分を見せる事で先方の関心を惹くことを始めます。

 ですが、再就職や転職を受け入れる会社は
その様な人物とのやりとりは「手慣れた業務の一つです。」
そう時間をかけずに見極めてきます。

(貴方自身が)会社を見極めきれない
知名度、待遇、トレンドなどに拘るままに
転職や再就職を目指すのであれば、
それは自分の気持ちや都合だけで追いかけるばかりで
振られ続けている恋愛と同じことなのです。

 へりくだることはありませんが、
今の実力を見せる事で、そういった自分に
関心を持ってくれる会社というものを重視すべきです。

 先方が何を求めているのか?
 その中に自分が関心のあるものはないか?

ベストではなくてもベターな着地点を見出すことは可能になります。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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