【今日のポイント】

 以前は女性の結婚の条件として
3K(高学歴・高収入・高身長)が
求められるという時代がありました。

 別に3Kは女性だけのものではありません。

 今回は、特にシニア世代の男性に関係する
新たな3Kについて紹介したいと思います。

 

【オトコの3Kとは?】

 多くのオトコが求める3つのKとは何でしょうか?

(名のある)会社又は(上場)会社のK
(役職という)世間に通じる肩書のK
(現実的な)いわゆるおカネ、稼ぎを指すK

 どこから見ても世間に恥じない、自慢出来る
ステイタスとしてこの3つを意識するのが
一般的なオトコの夢、でしょうか?

 ですが50代、
そろそろ第二の人生の転機を迎える時期に差し掛かると
この3Kのせいでいろいろな問題や悩みを抱え込むことも
少なくないのです。

 会社と肩書はある意味連動するもので
再就職転職の際に「少しでも名の通った会社に」
続いては「役職はせめて今並みに」という
ハードルを自ら設定してしまう事で
なかなか第二の人生のスタートが切れないのです。

 退職金が目減りし続ける中、未だに職に就けない…
納得できる条件はまだ探せばあるはずだ…

 こんな状態を続けていると、
最後のK(稼ぎ)にも暗雲が忍び寄ることがあります。

 仕事に就けなければ稼ぎはありません。
職に就いたとしても想定外に低い稼ぎという厳しい現実もあり得ます。

 この場でも何度も書いてきましたが、
金銭的な不安は最も判断を狂わせ、家庭にも多大な影響を与えます。

 行き着く最悪のゴールが4つ目のK(家族・家庭)の崩壊です。

 所謂、熟年離婚の危機を迎えることにもなり兼ねません。

 横道にそれますが、家庭の問題=夫婦間の不和の原因は
再就職や転職の苦戦という生活面の変化だけではありません。
結婚後の貴方の数々の「不行跡」~貴方の自覚の有無は別にして~を
耐えてきた配偶者から、定年や退職を機に満を持して「三行半」を
突きつけてくる可能性もあるのです!

 男性の3Kは、置かれた環境や風向きによっては
求める理想であり、目標でもありますが、
環境が変われば人生を崩壊させるリスク要因でもあるのです。

 

 さらに、安易な考えでの起業・開業のKを
会社のKと置き換えても、十分通用する
もう一つの3K問題とも考えられます。

 

【要注意人物は?】

 3Kが第二の人生にとってマイナス要因となるケースには
どういった傾向があるでしょうか?

起業・開業を含めた4K崩壊を招きやすいタイプには
以下の様な「特徴」がありました。

 

・自己主義
 他人の意見に聞く耳持たない
 これまでの実績、自分の学歴等を過信するタイプ

・責任転嫁
 成功要因は自分にあり、失敗要因は全て自分以外にあると決めつけるタイプ

・他人依存・受動型行動
 資料収集や実務は勿論、
 コピーや資料作成等を雑務と見做して一切手を出さないタイプ
   採用の面談で「部長なら出来ます」という事例が典型的。

・協調性欠如
 思いやりや配慮が出来ない、場の空気が読めない
 公私にわたって図々しい、厚かましいタイプ。

 それなりの数の相談を受けてきた中で、
現状に不満を持っている、苦境に苦しんでいる方は
ほぼ上記4項目のどれか、もしくは複数に該当していました。

 さらに付け加えれば、上記の特徴は会社内に留まらず
家庭内でも同様の行動や言動を日常的に繰り返している点も
多くの場合重複していました。

 より深刻な「症状」は、
これらの自覚すら欠如しているケースです。

 聞きもしない事~全て自画自賛の範疇に属する話題でしたが~
を延々と話し続けたり、

 今の苦境は以前の職場の上司や同僚にあると未だに口にしたり
あげくに世間が無能だから(自分の実力を見出せない)職に就けない。

 家族も私の計画を理解出来ない、そのくせつまらない反対ばかりする!
おかげで余計な神経を使う羽目になる、だから面接に集中できなかった!?

 まさに自分ありき、他責追及の典型です。

 さらに傑作なのは
「こんな私が、わざわざ相談に来たのだから、いい職を紹介してくれ」
冗談ではなく、本音で口にするタイプもいたことです。
ウチはハローワークではないんですけどね。

 

 こういう方は、腹を割って自分の苦境を吐露出来るような
友人関係を築けていないことも共通項でした。

 会社員時代は組織の関係上、取引先との関係上
何らかのコミュニケーションを取っていたメンバーは
いたのでしょうけど、所詮ビジネスあってのもので
会社を離れた途端に消失しているのでしょう。

 最近の傾向では40代以上でも積極的にFacebook等のSNSに登録し、
友だち500人、1,000人という「人脈」を持つ方も増えており、
他人との係わりに問題があるのではと投げかけた際に、
「友人(の数)だけは自慢できます。」
「全て社外の人間だけの数です。」
「だから私は孤立しているのではありません。」
と反論してくる方もいました。

 確かに一定の人脈作りや人間関係の幅を拡げる事にはなっているようですが
その中にシビアな問題に対して相談出来るような存在はいますかと追及すると
そういった存在は「今のところ」皆無という回答が返ってきました。

 今のところ、ならば何時になればそういう相手が出来るのか?
あえて追及はしませんでしたが、なんとなく回答は想像出来ました。

 

【3Kとの適度な距離感】

 これまでの自分(の価値、業績?)を代弁してきてくれた
会社、肩書、稼ぎについて、50を過ぎたら付き合い方を
再考しなくてはいけません。

 会社、肩書、稼ぎに過度の依存・執着をしたまま
50を過ぎて第二の人生を迎えた場合、非常に厳しい環境に
遭遇するリスクが高まります。

 その結果、一気に回復困難なダメージを負うこともあり得るのです。

 

 会社、肩書、稼ぎに固執したばかりに
結果としてそのすべてと家庭の4Kを喪い
(孤独、孤立、後悔、窮状)の新たな4Kに囲まれた
後半生を迎える事にもなり兼ねないのです!

 

 さて、貴方が感じている3Kとの距離感は適度なものでしょうか?
この機会に一度再確認しても良い時機、それが50代ではないでしょうか?

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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