【今日のポイント】

 今や人生90年(100年という告知もありますが)時代。
60才で定年を迎えてもまだ約30年の人生が待っている
という事になる訳です。

 少なくとも後期高齢者に達するまでの
約15年間の長期のライフプランについて、
定年を迎えてから考え始めて間に合うのでしょうか?

 

  前回のブログ、「最近気になる40代について」
に引き続き、50代で備えるべき定年後の人生の話題です。

 

【50代でスタート!?】

 50代というよりも
出来れば50才の時点で、定年後のプラン
考えるようにしたいものです。

 55才までには必ず定年後どうするか?
再雇用で65才まで今の延長線上に留まるのか、
60歳で再就職、それ以前に転職、又は独立?

 10年はあっというまです!

 

 マネープランで言えば
サラリーマンの場合であれば、
多くの場合この年代は人生で最高額の
給与体系の最終段階だと思います。

 それなりの額を貯めるには
最後のチャンス期間です。

個人向け国債10年もの「変動10」に
不要不急の資金を投入するとか、

定年までの10年に限れば、
つみたてNISA、iDeCo等も
「最後の始め頃」な時期になります。

 

 自分が50代となれば、
親は80代に突入する時期でもあります。
健康状態の確認、遺言や相続についての
相談や話し合いのタイミングになってきます。

 

 国民年金の場合は60歳で満了ですが、
年金の未納期間がないかどうか、確認しなくてはいけません。
払込みの開始は社会人になった22才からではなく、
「20歳から」開始ということは意外に知られていません。
60才の満期前に一度はねんきん定期便での確認を! 

 

 退職金の選択も50代で決めておくべきものです。
年金方式と一時金方式、節税面から考えるか
ローン返済に充てるのか? 運用益に期待するのか?

 自身の置かれた環境を事前に精査して、
悔いのない選択するようにしましょう。

 

【60代前半で考える事】

 子供が家を出て独立したのであれば、
今の生活レベルの見直しを始める時期です。

 住まいのダウンサイジングで、問題なければ
自宅を売却し、アクセスのいい周辺環境も
充実の駅近マンションへの転居を考える。

 家族で出かけることがなくなれば
普通乗用車ではなく軽自動車へ乗り換え、
またはカーシェアリングで済ませることも
視野に入れるべきでしょう。

 

 個人的な思いですが、
最低限この年代までに(私の本音は40代からですが)
最初の「エンディングノート」を作成しましょう。
初めから完全版を作成とは思わずに
練習台の位置づけで随時作成することで
将来の「遺言作成」への予行演習となるのです。

 多くの場合、この時期に親との死別が始まります。
親の葬儀や相続で自分が苦労したことを記録しておけば
子の代に同じ苦労をさせなくて済むのです。 

 

 仕事面で言えば、
再雇用の選択をした場合、65才で二度目の定年となります。
その後の人生をどう過ごすか?
再雇用の定年前までには決めておきたい事です。

 

【60代後半から考える事】

 仮に郷里に実家がある、代々の墓がある。
だが既に実家には暮らす者がなく、
墓を継承する親族もいなくなっているならば?

 実家が空き家問題に発展する前に、
売却なり貸し出しに出すなどの方向性を定めましょう。

 墓に関しては墓じまいや改葬について
親族間での協議を始めることもこの時期からです。

 

 実家以外にも、検討課題があります。
30代でローンで購入したマイホームを保有していれば
築30年以上、水回り、内外装、各種設備にも
経年劣化は避けられません。

 先に書いたダウンサイジングをせずに
最後まで住み続けるのであれば、リフォームのタイミングです。
あるいはバリアフリー化や介護用の諸設備の設置なども
始まる時期になります。

 当然ですが、それなりの高額出費は必至ですから、
資金面での備えもここまでに固めておく必要があるのです。

 

【70才から考える事】

 最初のエンディングノート作成から10年、
いろいろ内容に変化が出ているはずですから
付け足す事、削除する事などの再確認が必要です。
もしくは、正式な遺言書の作成も始めるには
良い時機と言えます。

 資産との兼ね合いに拠りますが、
孫や子に生前贈与を開始するにも適当と言えます。
一人につき年110万円までならぞ贈与税非課税、
この制度を適切に活用すれば、10年間で相当額の
非課税での財産の引き渡しが叶います。

 さらに孫の教育資金、入学時の費用援助も
別枠で非課税の対象になります。

 非課税制度をよく理解して、タイミングを図って
実践するには適当な時期と言えるでしょう。

 65才から、またはそれ以前に
再就職や転職していた場合でも
概ね75才でそれらの仕事も退職になります。

 その後のマネープランをどうするか?
当然ですが、75才以前に検討しておくべき課題です。

 

【これからの5年で変化する事】

 ここでは個人の年齢ではなく、
各種の調査や統計から、これから起こるであろう
出来事について時系列に沿って簡単に紹介します。

 たった5年?ですが
主な出来事で以下の様なものがありました。

 早くも2018年=今年ですが、
75才以上の後期高齢者の人口が1,788万人に達し、
高齢者人口の過半数を突破するとあります。

 個人的には無縁ですが、今月1日からは
「タバコ増税」となりました。

 来年2019年には、
10月からの消費税10%引き上げが予定されています。

 また、これも私には無縁に等しい話ですが、
海外渡航の際の出国税の徴収も予定されています。

 2020年には、
これも私には無関係の、年収850万円を超える
「現役世代への所得税増税」が予定されています。

 2022年には、
「生産緑地法」30年規制が終了します、この結果
農地の宅地への転用が一斉に始まるとみられ
不動産の評価額に大きな影響を与えるのでは
と言われています。

 この2年前の2020年には東京五輪がありますが
大会終了後には土地価格の下落が危惧されています。

 2年間で2回の土地価格下落要因が発生するのです。

 また、5年以内ではありませんが、
2024年には「住民税へ森林環境税の加算」
が予定されています。

2025年には、総人口の6人に1人が
75才以上の後期高齢者になるという
「2025年問題」が想定されています。

 果たしてその時には
今の50代世代はどういう仕事に就いているのでしょうか?
  

 このブログのタイトルは「50才から」としたのですが、
ここまで書いてきたら「40才から」でも早くはない?
と思えてきました。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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