【今日のポイント】

  この春に定年退職した同世代から

「行政書士って儲かるの?」
「やりがいはある?」
「どんな仕事で食べているの?」
等といった問いかけが最近増えてきました。

 隣の芝生は何とやらで、私の日頃の立ち居振る舞いから
この業務や資格に対して勘違いされているのではと思い、
部分的ですが、行政書士の実態を紹介したいと思います。

 

【年齢構成と業務歴】

 年齢構成比でみると、
61~70歳の世代が最多で、
次が51~60歳の世代でした。
51~70歳の世代として捉えると
全体の6割弱
を占めていました。

 という事は、この12月で61歳になる私は
年齢構成比のトップ世代になる訳です!

 この年齢構成という事は、
さぞかし業務歴も年齢に比例して長いのでは?
と思われるでしょうが、業務歴で最も多いのは、
10年未満の経歴の方で、50%超でした!
さらに5年未満の方が30%超でした

 いかに遅咲きデビューが多いかが分かりますね。

 このデータで見れば、
サラリーマン29年、還暦を迎えた今の私も、
この業界では「未だ素人に毛の生えた程度」の存在でした。

 ただ、何歳で資格取得して、何歳で開業したかと
いうデータはありません。

 私のように20代で取得して、50代で開業という
風変わりなケースもありますから、取得即開業と
決めつけることは出来ない事になりますね。

 

【専業と兼業】

 行政書士だけで開業しているのは約48%
他資格との兼業は約51%でほぼ拮抗していました。

 他資格の中では「税理士」資格がトップで
以下「社労士、土地家屋調査士」と続いています。

 蛇足ですが、

 行政書士の登録資格については
約65%が「行政書士試験の合格」での資格取得でした。

 運営する事務所の形態は、
85%以上が「個人の単独事務所」
共同事務所、合同事務所、法人等は
合計しても13%という集計結果でした。

 

 太字で書いた個所は、まさに私が該当する箇所で
実に平均的な実態を表しているのだと、痛感しました。

 

【主な取扱業務】

 行政書士が取り扱える業務ですが、
主要な業務だけでも3桁にもなるほどですが、
その中で、「相続・遺言」関連の業務が11%でトップでした。

続くのが「建設業の許可申請」で今回の調査では
この2件が2桁となっていました。

この他で取り扱いが多かった業務としては、

「農地法」
「車庫証明」
「会社設立」特に株式会社
「産廃許可、一般廃棄物許可」
「各種契約書の作成」

 といった業務が上位を占めていました。

 

 開業準備期間にいろいろネット上のサイトを
調べた時の記憶なので、確実とは言いませんが、
10年近く前のネット上には、遺言・相続を主に扱う
行政書士は少なかったと思います。

 また、専業業務ではありませんが、
講演会や雑誌への依頼された原稿の執筆、
各種セミナーの開催といった
関連する業務に進出しているケースも多く、
私のように以前の職種の繋がりから、
営業力強化の指導を請け負ったり、
起業・独立に関する支援業務といった
私自身の過去の実体験をベースにした相談や指導といった
コンサル的な業務に仕事の幅を拡げることも
最近の傾向と思います。

 

 

【年収は?】

 最大の関心事?かもしれませんが、
幸か不幸か、年収としてのデータはありません。

 「年間の売上高」という面から見ると
約80%が「500万円未満」の売上高です。

「1,000万円未満」と合計しますと、
全体の約90%にもなります。

 この金額をどう見るかは、
個々人の判断にお任せしましょう。

 

 念のため、これらの売上は
顧問契約からの顧問料等を除いては、
常に変動する売上と思って下さい。
サラリーマンの様な、月々一定額の売上げ(収入)
が保証されている訳ではありませんので、
この点ご注意下さい。

単に資格取得したから
単に事務所を開いたから
単にHPを作成したから
単に関係各所に営業メール入れたから

だけでは、成り立たない業界(世界)なのです。

 

【選択肢として考える場合】

 行政書士に限らず、いわゆる「士業」で
安定したし売上(収入)を持続させることは
容易ではありません。

 全て自己判断、自己責任で結果が出る業界です。
どの業務を扱うか、扱わないかも自分の自由です。
うまく世間のニーズにマッチすれば飛躍出来ますし、
手を抜けば抜いた分だけ脱落するのが前提の世界です。

 

 その代わり、依頼された業務を遂行した後の
相談者からの感謝の言葉や笑顔、
私の場合ですと、独立の相談に来られた方が
その後独立を果たし、軌道に乗った後に
わざわざ遠方から挨拶に来て頂いた時などは
他では得られない満足感や達成感を味わえます。

これだけでも、私はこの仕事の得難い魅力と思っています。

 生活の為には一定の額のおカネは
確かに必要で、欠かせないものですが、
おカネでは得られないやりがいに関心があるのでしたら
この業界は、面白い世界だと確信しています。

 

 どうでしょうか?
いろいろ尋ねて来た諸君、
日頃の軽佻浮薄な言動の裏では、
私も結構真摯に業務に向き合っているのですよ!?

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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