【今日のポイント】

 定年退職から始める第二の仕事探し。

 こういう方の多くは、
第二の仕事探しについても
自分や親の「終活」についても

ほとんど何も手を付けないまま
その時を迎えていることが分かりました。

 貴方の場合は、どうでしたか?

 

 

【終活意識2018】

 楽天リサーチによる調査では
「終活」に関心を持つ20~60歳までの男女を
年代別に調査、集計したところ
以下の様な結果となりました。

「男性
20代=6%前後
30代=7%前後
40代=11%
50代=6%前後
60台=11%

「女性」
20代=5%強
30代=10%強
40代=13%前後
50代=14%前後
60台=15%前後

 

 掲載された記事では何を以て終活の意識
認定しているのかが明確ではありませんでしたが、
女性に比べて男性陣の意識の希薄さは一目瞭然です。

 女性は既に30代から10%以上の方が
終活について意識をしているのに比べ、
男性陣では、肝心の50代が6%前後と女性の約半数、
20代の意識とどっこいどっこいという低レベルです!

 

 遺憾ながら、実際に私の経験でも50代男性は
自分の親に終活意識をどうやったら持ってもらえるか?
という相談には熱心ですが、いざ自分はとなると
ほぼ何もしていないというのが実状でした。

 終活というと、相続、遺言に直結しがちですが、
もっと身近ですぐにでも実践できることがあります。

 いつか読み直すといって
結果一度もページをめくってもいない趣味の本の山

 まだ着れると、既に時代遅れを認識しつつも
未練が断ち切れない衣料品の数々

 この他にも貰い物や衝動買いの末、
押入の主と化している雑多な品々

こういった「不要になったモノの整理整頓
立派な終活です。

 次に人間関係の見直しも必要です。

 年に一度の印刷しただけの年賀状しか
交流のない「友人・知人」

 会社を離れてからは疎遠になる一方の
同僚や得意先担当者

 このような「贅肉と化した人間関係」の見直し
終活の重要な項目です。
 

 50代になれば、まずはこういった
身近な生前整理から終活を始める事をお奨めします。

 まず自分がこの経験をすることで、
その経験をそのまま親に伝えることが出来ます。
「50の子供の自分がやってみてこういう苦労があった」
「やってみたら案外面白かった」
というように自分の言葉で親に終活へ誘うこと
容易になります。
 
 とはいえ、60代男性でもわずか11%という数字も問題です。

 男性の場合はまだまだ自分は現役、
終活はまだ将来の話という想いが強いのでしょうか?

 もしかすると、50代、60代の男性には
第二の仕事という「人生最大級の課題」に
全ての関心を向けているのかもしれません。

 

 

【第二の仕事探しも終活の一環?】

 17日付の日経新聞の朝刊の記事に拠りますと
定年退職後も働くという意向を持っている方は
男女ともにほぼ80%という高率でした。

 世代別に分析しますと、
50代では前半、後半世代共に約78%でした。
これが60~64歳のまさに定年退職該当世代では
約83%という結果が出ていました。

 働く理由としては、言うまでもないでしょうが
「その後の生計の維持の為」がトップになっていました。

 記事によれば、まだ現役世代である
50~54歳の男女が最も高く、70%以上、
60歳以上の場合では50%以上という結果でした。

 蛇足ですが、現役世代からすれば
年金には全く期待をしていないことが
このデータに反映されているのでしょうか?

 私の周囲の50代サラリーマンに聞いても
根本的に年金が支給されること自体への
不安感、不信感はかなり根深いものがありましたし、
肝心の支給額についても全く生活費の支えになるとは
思えない、期待していないという声が圧倒的でした。

 

 これに対して、既に第二の仕事に就いている
60歳以上の世代ではやや異なる傾向がみられます。

 60~64歳の前半の世代では、
やはり働く理由のトップは「生計の維持」でしたが、
60代後半に当たる65~69歳の世代では
「生活のハリ、生きがい」がトップになっていました。

 個人的見解ですが、
理想としては、定年退職後の仕事は
生きがいを求める為に働くもの
であって欲しいですし、退職直後から
叶えば言うことはありません。

 

 とはいえ、現実は甘くありません。
現役世代の方への調査でも
実際に定年退職を迎えた方への調査でも
圧倒的多数を占めるのは、
「今の会社での雇用延長・再雇用」
でした。

 その反面、
上記の様な継続雇用者が持つ
最大の不満・要望は
「処遇改善」が圧倒的でした。

 大幅な減給、役職のはく奪は
ある程度納得の上での再雇用でも、
人事考課の対象外というケースも
あるようです。

 定年後のお勤めが何年になるかは
分かりませんが、やはり何らかの実績を
残した場合の適正な評価は欲しいものです。

何をやっても(やらなくても)
一定の評価のまま、となれば
当然モチベーションは低下の一途でしょう。

 こんな働きはしたくない
 でも、生計の維持のためには仕方ない

こういう想いを秘めたままの仕事を
継続することは心身共に摩耗させていくことになります。

 こう見てくると、定年後の仕事探しは
立派な終活と言えるのではないでしょうか?

 悔いのない後半生を迎える為に必要な
日々の生活を維持する第二の仕事については
慎重に、堅実に臨まなくてはいけません。

 50代、60代からの仕事探しは
野球に例えれば一打席勝負です。
トライアウトという前提に立てば
終の仕事探し、とも言えるのです。

 その為にも、前述したような
今からでも始められる「終活の準備」については
出来る限り定年前に片付けておくべきです。

 

 自分はまだまだ現役と
自信を持つことは大切ですが、
仕事探しに取り組もうとした矢先に
表面化する親の問題、子の問題、お墓、実家問題等々…

 いくら仕事面ではエキスパートであっても
同時多発する諸問題を抱えながらの仕事探しが
満足のいく結果に繋がるとは到底思えません。

 

 二兎を追うような事態を避ける為にも
終活について具体的なイメージを持つこと、
それをどう行動に結びつけるかを検討する事です。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

主に以下のSNSで各種情報を随時発信しています。
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