【今日のポイント】

 16日付の新聞紙上に掲載されていた
高齢社会対策大綱には我々世代が当事者となる内容が
盛り込まれていました。

 今回は大綱の内容の中から関連のある項目について
紹介していきます。

 

【高齢社会対策大綱の主な内容】

 政府が決定し、2020年度中の関連法案改正案の国会提出を
目指すとされている大綱の主な内容は以下の通りです。

1)65歳以上を一律に高齢者と見る傾向は現実的ではなくなってきている。
 70歳以降でも意欲、能力に応じた力を発揮出来る環境を整える。

2)公的年金の受給開始時期を70歳以降も選択可能にする制度を検討。

3)テレワークの拡大、副業、兼業、起業を支援する。

4)定年延長や継続雇用を行う企業への支援を充実させる。

5)60~64歳就業率を2020年に67%に。

6)無人の自動運転サービスの実現や介護ロボットの開発に取り組む。

 

【注目点は】

 1)では高齢者の定義の見直しを明言しています。
70歳以降でも働ける環境整備を図ることで、
2)にあるような年金の受給開始時期を
現行の上限を70歳とした繰り下げ支給を
70歳以降も繰り下げ可能にすることと
整合性を図っています。

 2)にある年金の繰り下げ支給については
現行制度での70歳まで受給開始を繰り下げれば
月額で42%増になるところを、
現在採用している0,7%上乗せのままと仮定した場合、
75歳支給開始に繰り下げた場合には
84%増と倍増になるとありました。

 ただ、上乗せの考えとしては
70歳を超えた部分のみ0,7%以上の上乗せとする案と、
上乗せ率全体を見直す案があるようで、
この点は検討を継続して最終案を決めるとありました。

 

【今後のライフプランへの影響】

 5)では60~64歳の人口の約2/3にあたる67%が
現役の労働力となることを目指すとあります。
年金の受給開始年齢は65歳からとなる中で
やはり整合性を考慮した想定なのでしょう。

 さらにはその後10年間年金に頼らない生活が維持出来たら
年金が試算上では1,8倍になるということです。

 下手な例えですが、フルマラソンのゴール地点を
これまでの42,195キロから5キロ、10キロと引き延ばした
新ゴールラインを複数設置します。
どのゴールでもOKですけど、後のゴールになればなるほど
完走出来た時のご褒美は大幅に増額になります。
といったところでしょうか?

 好意的に見れば、頑張った人にはその分報われる、
悪意的に見れば、完走者を減らすための誘惑?
とも取れますね。

 

 それはさておき、
私の様な士業を含めた自営業の方は
ある意味生涯現役ですから
平均寿命以上並みの長生きの自信があるのでしたら
受給開始時期の繰り下げは大きなメリットになるでしょう。

 これから第二の仕事を選択する方には
どういう仕事に就くかに加えて、何時迄働くかを
事前により正確に想定しておく必要が出てきました。

 65歳でリタイアし、
その後は年金生活を選ぶのか?

現行制度での上限である70歳まで働いて、
上乗せの年金を選ぶのか?

さらには、75歳まで現役として
仕事をする選択をするのか?

 再度会社勤めを選択するのであれば、
何歳までその会社にいられるのか?
仮に65歳までであれば、
その後の生活の基準をどうするか?

 上記したように
65歳でリタイアするなら
それ以降年金生活で今の暮らしが維持できるのか?

70歳までは働きたい、
働かなくてはいけないのであれば
65歳以降の「第三の仕事」をどうするか?

 個人的意見ですが、
やはり定年後のライフプランの選択と構築についても
せめて50代前半から真剣に考えるべき課題と思います。

 

 貴方が会社員であれば、
定年までの在職期間を最大限有効に活用し、
人生90年時代に臨まないといけないのです!

記事が参考になった方はクリック投票お願いします

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ
にほんブログ村 士業ブログへ
独りで思い悩むより「相談」から始めてみませんか?

まずはお電話で! TEL 03-5157-5027 月~金 10:00~19:00(土日は要事前予約)