【今日のポイント】

 私のように一人暮らしをしている
「おひとり様」 が避けて通れない、
死亡後の遺骨の行き場。

増加が続く無縁遺骨について紹介します。

 

【4年間で2割増】

 日本経済新聞社の調査によりますと、
2015年度に東京23区と全国の政令指定都市
引き受けた引き取り手のなかった
「無縁遺骨」は 約6,700件、2011年に比べ
約2割増という結果が出たそうです。

これ以外の地域を加えれば、
実態はどこまでになるのでしょう?

1年間で、限られた区域だけでも
7,000人近い人が 誰からも顧みられることなく
「無縁仏」になっているのです!

 

【歯止めが利かない高齢単身者増】

 少子高齢化、大都市集中の人口偏差等で
特に都市部で一人暮らしをしているおひとり様は
増加の一途です。

何と言っても、衣食住において充実していますし
娯楽や交通網の充実も日々の生活に欠かせません。

その結果なのでしょうか、
国立社会保障・人口問題研究所の推計ですが
65歳以上の単身世帯は2015年では全体の31,8%!
20年後の2035年には37,7%に達するとあります。
これに比例して「死亡者」も増加の一途となり、
「単身高齢者の多死」が常態化するとありました。

 

 現在のおひとり様は、
私のように一人っ子で 結婚せずに今を迎える
といったケースが かなり多くなっており、
自分の家庭だけでなく 親の兄弟の家庭でも
似たような傾向になるため 一人っ子同士が跡取り、
かつ後を継ぐ意思(結婚・出産) 持たない為
「一族全体が先細り」になっています。

この結果、身寄りのない高齢者が増加するのです。

 

【自治体を悩ませる墓問題】

 無縁遺骨と言えども、墓地埋葬法({墓埋法)によって
遺体を火葬、埋葬する親族や近親者がいなかった場合、
各自治体が行うとされています。

発見された引き取り手のない遺体は
自治体によって荼毘に付され、
遺骨は一定期間保管された後に、
合葬されるのが一般的です。

いわゆる「行き倒れ」と称される
「行旅死亡人」も同様の手続きとなり、
この場合は「身元不明」のままの合葬
というケースもあるのです。

 

 無縁遺骨の増加は
当然、埋葬する墓を必要とします。

このため、一部の政令指定都市においては
無縁遺骨専用の施設の新設や、
新規の霊園に 専用のスペースを設けたりと、
対応に追われています。

現状でも必要数を満たしていないという
墓問題ですが、今後も無縁遺骨の増加が続けば
さらに自治体にとって深刻な問題になるのは 必至でしょう。

 

 せめておひとり様が出来ることの一つとして
エンディングノート等の生前整理の最期の一頁には
死後の自分(遺骨)の取り扱いについて
希望なり、準備した内容を書き留めておきたいものです。

 

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投稿者プロフィール

寺田淳
寺田淳(行政書士)
東京は新橋駅前で「寺田淳行政書士事務所」を開業しています。
本業では終活に関連する業務(相続、遺言、改葬、後見、空家問題等)を中心とした相談業務に従事し、さらにサラリーマンからの転身という前歴を活かした起業・独立支援に関する支援業務やセミナー講演等を開催して、同世代の第二の人生、第二の仕事のサポートも行っています。

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